義勇さん好き集まれ！義勇さん短編集〜 第１弾

キスしてみたら… ページ3

「もっと派手にしねーと甘露寺、他の奴にもってかれちまうぜ」と

伊黒さんの目元にかかりそうな黒髪を

はらりと指ですくって触りながら言った。

う〜ん、派手とか地味は少し関係ないような…。

少しずれている宇髄さんにそう思っている頃には、

2人の会話の中に私と義勇さんのことなどもうなかった。

私がまた、少し俯きがちになりながらトボトボ歩いてると、

綺麗で柔らかな声が私に声をかけた。

胡蝶「如月さん、気にしないでください。

　 でもやっぱり今日のは少し危なかったですね。

　 だとしても如月さんを悩ませている

　 冨岡さんが悪いので大丈夫ですよ。

　 また悩んだら今日のようになる前に私に相談してください。」

笑顔ながら、どこか義勇さんに対して怒りのような

感情を抱いているようにも思えるしのぶさんに、

「ありがとうございます。」と力なく笑ってみせた。

3人がスタスタと歩いていくなかで、

その後を追うように後ろを歩いていた私は立ち止まり、

バチンと頬を赤らむくらいの力で叩いた。

明日はしっかりしよう！

でもそうするには、義勇さんにやっぱり言わなきゃいけない。

「もっと恋人っぽいことがしたい。」って。

でも私にそれを言う勇気なんてあるだろうか…。

そうして頭を抱える私の気持ちは、日が落ちかけて

少しずつ夜を迎え入れようとしている鈍色の秋空みたいだ。


(名前)「ただいま帰りました…。」

雪のような白色からだんだんと水色になっている

お気に入りの羽織を脱いで、隊服から水色のシンプルな着物に着替える。

それから義勇さんが帰ってくる前に、

晩ご飯のしたくをしておこうと台所へ入っていく。

義勇さん、今日は帰ってくるかな…。

私もそうだけど、柱は一度任務に行くと

なかなか帰ってこれず、屋敷(家)で2人でいることもまれだ。

義勇さんのぶんのご飯も、自分のものになるか

ゴミになってしまうのが切ない。

正直、2人でいる時間が少ないのは仕方ないから

割り切っているけれど、せめて2人でいる時くらい

恋人っぽいことをしたい。

今日はそのことで悩んでばかりだな…。

でも私から言うのは恥ずかしいし、タイミングを

待つともいうのもあまり期待できない。

言う…そうだ、行動で示せばいいんじゃないかな？

言葉より行動で示せ、これほど単純で実行しやすいことはないだろう。

でも行動で示すとは…思い浮かべるだけで、

ボンっと顔が赤らんでいく気がした。

キスしてみたら…→←キスしてみたら…

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

義勇さんに○○してみた、されてみた、一緒にしてみた！

義勇さんにプロポーズされてみた！

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