義勇さん好き集まれ！義勇さん短編集〜 第１弾

10月31日に一緒に過ごしてみたら… ページ19

ご飯を食べ終えると、2人で食器を洗った。

なんか夫婦みたいだな…と思ったけど、

恥ずかしいから口には出さないでおこう。

義勇「なんだか夫婦みたいだな。」

(名前)「―――――――っ！」

おもわず洗っている皿を落としそうになった。

同じこと思ってたんだ、なんか…嬉しいな。

(名前)「これからもずっと一緒にいれたらいいね。」

私が仮装をしたままの義勇くんのほうを向いて

そう言うと、こちらは向かなかったが彼は言ってくれた。

義勇「安心しろ、俺は(名前)以外の女子と

　 一緒にいたいと思ったり、想像したことはない。」

あまりにもストレートに言うものだから、

彼に恥じらいはないのだろうかとクスリと笑みがこぼれる。


義勇「あぁ、そこの符号はそのままだ。」

(名前)「よし、今のところは間違ってないね。」

今は義勇くんの部屋で数学のプリントを教えてもらっている。

ただ一つどうしても気になることがある。

(名前)「義勇くん、仮装…脱がないの？」

じつはお皿を洗う時もだけど、お互い仮装は着たままだ。

義勇「ハロウィン、だからな。」

本当にイベントごと好きなんだな。

クリスマスはしっかりと計画たてて2人で出掛けよう。

先程から耳元で囁かれるように聞こえる声は、

私の集中を完璧なまでに妨げている。

気をぬいたら、変な声でもでてしまいそうだ。

(名前)「お、終わった…。」

数学のプリントが終わって嬉しいはずなのに、

耳には義勇くんの静かで優しい声が残って離れない。

義勇「(名前)、ちょっといいか。」

数学のプリントや教科書、文房具を

片付けている私を呼ぶ義勇くん。

(名前)「ん、どうし…んぐっ…！」

喋っている途中だから私の口は無防備だった。

口の中はとても甘い、チョコレートだ。

義勇「頑張ったご褒美だ。」

義勇くんは振り向いた私の口に

チョコレートをほおりこんだのだ。

(名前)「あ、ありがとう。えっと義勇くんも食べる？」

私はさっき買ったお菓子の中から板チョコを

だして、パキっと一口サイズに割って差し出そうとした。

義勇くんは私の方をずっと見つめ、その口は開いている。

もしかしてあーんしろってこと…!?

は、恥ずかしい…けど、ずっと

こうして口を開けてる義勇くんも恥ずかしいよね。

私はキュっと、目を瞑りそうになりながらも

義勇くんの口に板チョコをいれた。

義勇「…甘いな。」

口元に手を当てながら、モグモグと板チョコを頬張る義勇くん。

10月31日に一緒に過ごしてみたら…→←10月31日に一緒に過ごしてみたら…

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

義勇さんに○○してみた、されてみた、一緒にしてみた！

義勇さんにプロポーズされてみた！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す