義勇さん好き集まれ！義勇さん短編集〜 第１弾

酔っ払って帰ってきたら… ページ11

ぼんやりとしているようだけど、

意識のある義勇さんは水を一気に飲みほした。

(名前)「義勇さん、一気に飲みすぎじゃ…

　 んっ――――――――!?」

口の中に生ぬるい液体と義勇さんの舌が入ってきた。

唇が離れると、義勇さんの口元には飲みきれなかった水が滴っていた。

義勇「(名前)、好きだ…好きだ…。」

(名前)「ちょ、義勇さん!?」

もしかして酔っ払っておかしくなっちゃてる！?

「チュ、チュク、クチュ…」

そんなことを考える暇もないほどに

義勇さんの口づけで、絆され力がぬけていく。

「カプっ！」

(名前)「ふ、いっ…た！」

肩に、首筋に、噛みつかれるようにキスをされた。

痛かったはずなのに、だんだん気持ちいいと感じるようになっていた。

酔っ払ってる義勇さんを止めるものなどもうなくて、

もちろん私にだって止める力なんかもう残ってない。

義勇「すまない、今日の俺はおかしいみたいだ。

　 でも俺を…嫌わないでくれ。

　 (名前)が好きだ、愛している。」

そう耳元で囁かれて、また唇を重ねた。

その時の私の顔はきっと真っ赤だっただろう、

まるでお酒に酔っ払ってしまったかのように…。


―次の日―

義勇「(名前)、その首筋と肩の痕…誰につけられたんだ。」

黒いオーラでもまとったように怒りを露わにし、

顔をしかめる義勇さんに私もちょっとムっとした。

(名前)「昨日酔っ払った誰かさんにつけられたんです！」

私は大きな声を出しながらも、支度をする。

支度の終わっている義勇さんはいつもと変わらない顔をしている。

きっと昨日のことなんて覚えてないんだな…。

義勇「支度はできたのか？」

(名前)「はい、終わりました。じゃあ行きましょうか。」

今日は任務を休ませてもらえてから、

久しぶりに義勇さんと鮭大根のお店に行く。

支度を済ませた私たちは、屋敷から出た。

その時――――――――。

義勇「すまない、昨日の俺はおかしかったみたいだ。

　 でも俺を…嫌わないでくれ。

　 (名前)が好きだ、愛している。」

義勇さんが私の耳元でそう囁いた。

(名前)「―――――っ！」

私の顔は真っ赤だったけど、義勇さんを見た。

そうすると義勇さんは妖艶に微笑んで、私の手を握った。

恥ずかしかったけど、私もしっかりと手を握り返した。


―次の日、合同任務にて―

不死川「なんで隊服のボタン全部閉じてんだァ、体調でも悪いのかァ。」

(名前)「ま、まぁ…そんなところです。」

押し倒されてみたら…→←酔っ払って帰ってきたら…

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