黒の組織【7】無神経 ページ7
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穏やかだった空気から一転して緊張感が漂う空気へとなった
ベルモットの瞳がゆらゆらと揺れる
一方のジンはトレードマークの黒の服が血のせいで汚れて不機嫌だ
私も内心驚いている
「自分は私のものだ」と言われたことにすごく腹が立っている
「ジン...その死体、どうするの?」
「あとで俺が処理をする」
「ふふ、そう。私に殺らせてほしかったけどね」
「ふっ...それは悪かったな」
「ジン、セヨンに頼みごとがあるんじゃないの?」
「ああ、そうだったな」
“風呂に入ったあとに説明する”と言ってお風呂に入って行った
ジンが私に頼みごとかぁ...
珍しすぎて死体があるのも忘れて笑い出す
そうしたらベルモットに「あなた大丈夫?」と心配された
心配されたというより...気持ち悪がれた
どうしてこんなに私は無神経なのかな
自分自身に腹が立つわ、全く
....っていうかお腹空いたー
「ベルモットー、お腹空いたー」
「自分で作りなさいよ、料理上手さん」
「私、料理上手じゃないし、動けないよー」
「ふふ、分かったわ、じゃあ作ってくるわね」
そう言ってベルモットはエプロンをしてキッチンへと向かった
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作者名:音袮 | 作成日時:2013年9月24日 10時