黒の組織【1】〜Love story〜熱い体温 ページ32
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「あ、それ分かる!!」
「だよね!!あ、この子可愛い...」
蘭が指差すところにはショートヘアの女の子
「ほんとだ、すっごく可愛い!!」
「...私もショートにしようかなー」
長すぎる髪を掬いながら、ボソッと呟く
「当店オリジナルケーキ、どうぞ」
「ありがとうございます...あ」
すると、コト...と机の隅に置かれたケーキのお皿
目線を店員さんへとやると
「透...!!なんでここで働いてるのよ!!」
小声でコソコソと透に耳打ちする
すると、透もそれを真似してか私に耳打ちし、
「仕方ないでしょう...ターゲットが常連の店なんですから」
「あ...そうなの」
じゃあ、あとからね。と言おうとすると、
「僕は...これくらいが好みですよ」
一束掬って、耳元であのときのように息を吹きかける
「ちょ...!!」
「ふふふ...では、またあとで」
...言おうとしたことを言われ、ちょっと残念
また、蘭の方へ向くと、まだキャキャラ言っている
良かった、バレてなかった...
ホッとした瞬間
「A...」
「ん?なに?」
「顔...赤いけど、大丈夫?」
「え...!!」
自分の頬に触れてみると熱い体温
...透。
あとでどうなるか、覚えてろよ...!!
* fin *
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作者名:音袮 | 作成日時:2013年9月24日 10時