黒の組織【4】一番優しいの ページ4
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黒く濁った組織が一瞬だけ、明るくなった...ような気がした
しかし、そう思ったのも始めだけ。
次の瞬間、すごい大きな銃声がし、私のすぐ隣を通っていった
「...った」
頬に鋭い痛みが体中を駆け巡った
「セヨンッ!!大丈夫?」
「ベルモット...私は大丈夫よ、慣れてるし」
「そう..なら良かったわ」
ベルモットは優しく微笑んだ
私的に、組織で一番優しいのってベルモットだと思うんだよね
もちろん、持論だけどね。
「...誰かしら、私に銃を向けたのは」
ギリギリで避けたから良かったんだからね
だけど頬はキリキリと痛む
誰だか知らないけど...お仕置きしてあげないと
私は愛用の「シルバーアイ」を取り出した
それを見た瞬間、みんなは絶句する
だってこれを出すときは...
私が本気で怒っているときだけに出すモノだから。
ベルモットは目を見開き私を見る
ジンは口元をにやりと緩ませる
そのなかにただ一人...大声で叫び笑っている奴がいた
その奴が喋った言葉は心がズッタズタになり、
私が壊れるなんて_____思ってもしなかった
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作者名:音袮 | 作成日時:2013年9月24日 10時