黒の組織【30】好き ページ30
.
...え?
いきなりの言葉に思考が停止する
「あ、あの...もう一回...」
今さっきの言葉って幻聴じゃ...ないよね?
「ああもう、だから......好きです」
真っ赤に染めてられている顔が、この言葉の証拠
「も、もう一回...」
「ちょっと、何度言わせる気ですか...!!」
“怒りますよ!!”と言うが、全く持って怖くない
その理由は
「ふふ...顔真っ赤だよ?」
「う、うるさいですね...で、返事は?」
「...私も、好きです」
かあああ、と蒸発する私の顔
それを隠すように手で顔を覆う
「...セヨンの名前、教えてください」
顔を覆い被せていたせいで、
耳元に顔を近づけられても分からず肩が跳ねる
「お、教えるから...顔離して」
「教えてくれたら離しますよ...さあ、早く」
ふっ、と息を吹きかけられる
「ひゃ!!...A、柏木A...」
「A...可愛い名前ですね」
「...バーボンの名前は?」
「安室透です。覚えてくださいね?」
「...覚えるに決まってるでしょ」
あはは、と顔を見合わせて笑い合った
この時間が一緒続けばいいのにな_________________
いや、続けるんだ、
私と透で____________________。
*Fin
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作者名:音袮 | 作成日時:2013年9月24日 10時