黒の組織【29】告白 ページ29
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蘭の美味しいご飯を堪能し、
いい湯加減のお風呂へ入り、テレビを観ていると
プルルルルルと携帯が鳴った
「...もー、いいところだったのに」
ダラダラと携帯のある場所へと足を進ませる
...あ、ジンからの謝りの電話か⁉︎
少し期待しながら携帯を開く
「...あー、バーボンかー」
なぜか少し残念な気分になった
しかし、すぐになぜか胸が弾む感じになる
それが分かるのは彼の声を聞いたあと。
「もしもし、どうしたの?」
「あの...いきなりですがポアロで待ってます」
...ドキン、と大きく脈を打つ心臓
すぐに近くにあったパーカーを羽織って、
ポアロへと足を急がせる
「あ、セヨン!早かったですね」
気がつくともうバーボンが見えるところまで来ていた
「はあはあ...バーボン、なにか用?」
ちょっと乱れた息を整えてから、用件を聞く
...可愛くない聞き方だな、ほんと
「...特に用はないんですがー...いいですか?」
「いいよ」
「あの僕...セヨンのことが
好きなんです」
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作者名:音袮 | 作成日時:2013年9月24日 10時