黒の組織【27】‘‘恋” ページ27
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バーボンのエプロン姿を見て思ったこと
「...意外と、カッコよかった...かも」
何故か紅潮してくる、私の頬
この原因は____おそらく‘‘恋”というものだろう
それを考えると、また顔が赤く赤くなった
「あー...コーヒー飲まなくてよかった」
あのままコーヒーを飲んでいたら、きっと私は
バーボンに冷たく当たっていただろう
そして帰り道はとぼとぼ歩いて、罪悪感に埋れていたな...
思わず苦笑いをする
すると、聞き慣れた子供の声がした
「あ!A姉ちゃんだ!!」
「あ、クソ...コナン君!!」
危ない危ない...クソガキって言いそうになってた
「A姉ちゃんはポアロの前で何してるの?」
喫茶店の前に立ってるんだったら、
何かを飲んだ、あるいは食べたって分かるだろうが
ま、私の場合は違うけど...
「ちょっとコーヒー飲んでたんだ」
「そっかあ!!コーヒー美味しかった?」
「うん、とっても!!」
凍てつくような視線が突き刺さる
おそらくこの視線の主はクソガキだろう
...嘘、バレちゃったかな?
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作者名:音袮 | 作成日時:2013年9月24日 10時