黒の組織【22】好きなタイプ ページ22
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「先生はどんな男のタイプが好きですか〜?」
...え、
そりゃあ...私と同じぐらい残酷な人、かな?
でもそんなこと言っちゃったら引かれるし...
「優しくて頼りになる人かな」
「先生って意外と普通の人が好きなんですね」
...余計なお世話よ、カチューシャ娘。
気分を悪くしていると私へのフォローの声が聞こえた
「園子!普通が一番いいのよ!」
私だってほんとはそんな人じゃないんだから!
「そろそろ授業を始めたいと思いと思います」
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「は〜、疲れた」
「Aが先生だなんて聞いてないよ、私!」
そんなの私も聞いてなかったって...
ジンだって急じゃなくてちゃんと予告してくれれば良かったのに
「ごめんね、内緒の方がなんか...いいじゃん?」
「どっこもよくないよ〜」
確かに、よくはないよね、うん。
蘭が作ってくれた唐揚げを少し遅めに食す
新人の教師だからってこき使いやがって...この!
ストレスをぶちまけるように唐揚げを口に運ぶ
「Aじゃなくて...先生の方がいいかな?」
「ううん、Aのまんまでいいよ!」
やっぱり、この時間...癒される。
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作者名:音袮 | 作成日時:2013年9月24日 10時