黒の組織【20】帝丹高校 ページ20
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ガチャっとドアを開ければ蘭の輝く笑顔
だけどそれは何処か寂しげに笑っていた
思わず受け流したけど、あれは明らかにおかしい
なんてことを口いっぱいにご飯をしきつめながら思っちゃったりしている
すると蘭が「リスみたいで可愛い」と言ってくれたので続けることにする
「ねえ蘭ねえちゃん、小五郎のおじさんは?」
「ああ、お父さんね。なんだか事件だーとかなんとか言っちゃって出ていった」
「おかしいねー」と言っている笑顔も寂しそう
蘭のコロコロ変わる表情を見ていたらいつの間にかご飯は無くなっていたらしく、
食卓には蘭とガキの笑い声とお箸のカチャカチャという音が響いていた
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『...楽しそうだな』
「なんだか...羨ましそうだね」
『そんなわけないだろう』
やっぱりか、ジンには敵わないよ...君の冷酷さには
『明日から帝丹高校の職員として働いてもらう』
「どうしたの?いきなりの任務だね」
『もう帝丹高校には連絡をしてある、
明日からそこに向かってくれ』
“くれぐれも怪しまれないようにな”と言葉を添えて電話を切った
明日から、帝丹高校で頑張らなくっちゃね。
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作者名:音袮 | 作成日時:2013年9月24日 10時