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黒の組織【19】反比例 ページ19
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「...まあいいわ、次はないと思って」
イラつく頭を無理やり冷やさせて言葉を発する
「お、おう...」
「...もう戻りましょう、蘭が心配する」
「ちょ、待てよ!まだジンやウォッカのこと...!!」
なんなの、こいつ...人やり自分が大切だというの?
フッ...面白いから焦らしてやろう。
「ジンとウォッカのこと、教えようとしたけど...やめた」
「は⁉なんでだよ!!」
「だって...すぐに教えたら面白くないでしょ?」
ぐねっと腰をガキの目線になるまで折り曲げ、耳元で囁く
同時にガキの耳がポンッと赤くなったということは絶対内緒だ
このショボガキには“大人の恋”を知るのには早すぎる
...って、恋愛もしたことない女がなに言ってんだろーね。
自分の考えること思うことが反比例で嫌
「...くそっ!!」
「さ、早く蘭のところへ戻ってご飯を食べましょう?」
そのガキの背中を押すようにエスコートする
勿論、ガキだからゆっくりと押すがそれがまた面倒くさい
何回か強く押してガキの反応を楽しんでまたゆっくりと押した
なんだか...私の弟みたいで、可愛い。
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作者名：音袮 | 作成日時：2013年9月24日 10時
