黒の組織【16】髪の長い女 ページ16
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コナンside
それなら蘭のやつにも心配かけなくてもいいのに...
全ては、黒ずくめのやつのせいだ。
絶対にあいつらを捕まえて元の体に戻してもらう
「あら、またなにか考えてるの?」
「ま..当たりっちゃ当たりだな」
「ふ...今度こそはあの女のことね」
「な、なんだよ..悪いのか」
...って、なに俺は逆ギレしてんだよ
性格までガキになっちまったのかよ...
頭をガシガシと掻く俺
なんか...大人っぽいガキみたいだ
こんなことをしている間に...
「あ、雨が降ってきたみたい!」
「ほんとだ、コナンと灰原!帰るぞ」
「お、おう!」
「あんまり深く持たないことね」
別れ際に聞いた灰原の声は...どこか心配していたように聞こえた
....
バシャバシャと靴下にかかる水しぶき
少し前はポツポツと降っていたはずなのに今はザーザーと降っている
全く...迷惑な雨だ
ようやく毛利探偵事務所の文字が見えかけたとき、
「誰だ、あいつ」
髪の長い女が蘭と仲良く喋っているようだった
依頼人だといつもは思うのだが何故か今日は...
妙な胸騒ぎが止まらなかった。
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作者名:音袮 | 作成日時:2013年9月24日 10時