愚図で泥棒で最低なので、今日も悪役を演じます

悪役　弐拾玖 ページ31

桜見愛菜side

私はアイツが上弦と戦っているのを見つけた

私の頭には、こいつが上弦を倒した後、気絶させて私が手柄を奪うことだった

そうすれば益々皆は私に釘付けになるわ！

そう考えていた時、突然上弦が私に向かってきた

そして私の頸を掴むと、アイツの前に引っ張り出した

「きゃああ！？！？」

『！？』

上弦はぞっとするような声で言った

「君のお仲間さんが死んじゃうよ？

さあ、どうする？」

「た、助けて！！！」

私は刃に向かって叫んだ

刃は下を向いて答えなかった

「ん？そっかぁ

じゃあ、この子殺すね」

「ひっ、、、」

鬼の爪が私の頸に当たった

その時、鬼が吹き飛び、私は地面に投げ出された

見ると、血だらけになって立っている刃がいた

『コイツは、、、最低な奴だ』

刃が私を睨んだ。そしてもう一度鬼に向かって言った

『だが！同じ鬼殺隊なことに変わりわない！！！

私の仲間は殺させない！！！』

刃がそう怒鳴って突っ込んだ

「、、、つまんないのー」

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