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トイレの個室を勢いよく開けるとそこには
脱ぎ捨てられた園子のお父さんの変装道具が
あった。


コナン「なるほど…。会長に変装してここに
乗り込んできたってわけか…。」


『僕を騙すとは…随分技術が上がったんだな。』


僕達はその事をボーイさんに伝えたあと園子の
お母さん達に伝えるため再びホールに向かった。


園子「ええっ!?怪盗1412号がもうこの船に乗り込んでる!?パパに変装して!?」


園子母「まぁ…。」


コナン「さっきトイレで見つけたんだ!園子ねーちゃんのお父さんの服と変装に使った道具をね!」


『いま刑事さん達が調べてるけどキッドの事だし何も出てこないだろうね。』


あの快斗がそんなヘマをするようには思えないし。


コナン「それより蘭ねーちゃんどこ行ったの?」


小五郎「あぁ…蘭ならお前たちがなかなか戻って来ないから探しに行ったぞ。もしかしたら怪盗1412号に捕まってるかもしれねーって…」


?「1412号じゃない…。奴の名前は怪盗キッドだ!!ややこしいから間違えんだください!」


小五郎のおじさんに同じくちょび髭の刑事さんが怒鳴った。


コナン「あと人知ってるか?」


『確か…中森警部だったかな。怪盗キッド専任の刑事だって聞いてるけど。噂だと目暮警部と
同期なんだって。』


コナン「怪盗キッド専任の刑事ね…。」


その時園子のお母さんが小五郎のおじさんの
言葉に黒真珠のヒントを出していた。


園子母「60年前、祖父を魅了したあのピーコックグリーンの光沢を持つ黒真珠は…最も相応しい方にお預けしてあります。」


コナン「相応しい…?」


園子母「偶然にもそれに値する人物は500人中たった一人だけ…。」


相応しい…ね…。
真珠の宝石言葉は「月」と「女性」だったよな…。それに園子のお母さんの名前は朋子さんだったし…やっぱり本物を持ってるのは園子のお母さんか…?

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作者名:そらまめ | 作成日時:2020年5月5日 22時

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