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そしてキッドが予告した4月19日。
僕たちは園子や園子の父さんの計らいでQ・エリザベス号に乗船していた。
鈴木父「我が鈴木家も今年で早や60周年…。
これもひとえに皆様のお力添えこ賜物でございます。」
『…怪しいやついたか?』
コナン「いや…。今のところいないな。」
園子のお父さんのスピーチが続いている中、僕とコナンはあたりを警戒しキョロキョロと見回していた。
鈴木母「今夜は特別な趣向をこらしてあります…。乗船する際に皆様にお渡ししたこの小さな箱…さぁお開けください。それは愚かな盗賊へ
向けた私からの挑戦状…。」
園子のお母さんがそう言い僕たちが貰った小箱を開けるとそこには「漆黒の星」…に似せた
ブローチが入っていた。
『これは…?』
コナン「「漆黒の星」に似せた模造品だな。」
園子母「もちろん本物は1つ…。それを誰に渡したかを知っているのも私一人。後はすべて精巧に造られた模造真珠というわけです。」
園子のお母さんは自分の小箱から真珠を取り出し高らかに言った。
園子母「さぁ皆さん!それを胸にお着けください!そしてキッドに見せつけてやるのです!!
盗れるものなら盗ってみなさいとね!!」
蘭「やるじゃない園子のお母さん!」
その時園子が大声で叫んだ。
園子「え?そこにパパいるの!?」
『なっ…!』
コナン「ヤ、ヤロォ…!!」
僕とコナンはその言葉を聞きボーイさんに
話しかけた。
『ねぇ!あそこで話してた会長さんどこに行ったの?』
ボーイ「トイレに行かれたと思うけど…?」
コナン「ありがとう!」
そう言って僕たちはトイレに一直線に走っていった。
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作者名:そらまめ | 作成日時:2020年5月5日 22時