イケメンとは - 夕闇 ページ10
「……ほら、やっぱり言われてる 笑
『紅一点がいるのに客として使わないのが夕闇』って」
に「俺らが予想してたのもあったじゃん。
『追加の飲み物持ってきたときのAが誰よりもかっこよかった』みたいなの」
小「当たり前なんだよなぁー!
うちの美人&イケメン担当なんだから」
「何それ初耳なんだけど」
ホスト大喜利公開後、居酒屋にいた彼らはコメント欄を見ながらそんな他愛もない話をしていた。
トイレから戻ってきた千葉が「何の話?」とともやんに問う。
と「この前撮ったホストのやつ、今日載せたじゃん」
千「うん」
と「あれに『Aが1番かっこよかった』ってコメントがきてたって話」
千「あ、やっぱりきてたんだ」
「やっぱりって何、やっぱりって」
千「だってあのときのAめちゃくちゃかっこよかったもん!やっぱ皆思うことは一緒なんだよ」
「わかんないなぁ……私断然こや……じゃねえや、
と「えぇ俺じゃないの!?w」
「あなたは推しとかそういう次元じゃないの 笑
普通にイケメンなんだわ」
小「え、俺遠回しにディスられてる?」
「違う違う 笑
ていうかさ、なんで私、客役じゃなかったの?割とマジで気になってんだけど」
に「それは……」
Aが聞くと、何故か4人とも黙ってしまった。お互いに顔を見合わせて「……なぁ?w」と笑っている。
「え、なに?」
小「お前変なとこ鈍いよなぁ……」
に「他は察しいいのにねw」
「待って、何の話?」
千「まあ……知らない方がいいよw」
と「お前パンクしそうw」
「……なに、どういうこと……??」
悩みながら、彼女はふらりと立ち上がり「トイレ」とだけ。残された4人は少し照れくさそうに笑った。
小「口が裂けても言えねえよw
『お前相手だと俺らが逆に緊張する』とか」
と「惚れた弱みだよなw」
千「あれだけかっこよかったのに、服装とか変えたら急に可愛くなるもんね……」
に「あんな振り幅でかい子、そうそういないよw」
それから十数分後。帰ろうとした時には既に会計は終わっていた。思い当たる節が1つ。
男性陣がAを見ると、視線に気づいた彼女は顔をあげ、パチリとウインクをしてみせた。
さて、夕闇で1番イケメンなのは誰なんでしょうね。
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RiA(プロフ) - さささ。さん» わあぁありがとうございます〜!そう言っていただけると励みになります! (2019年4月10日 22時) (レス) id: 03fac5b4f8 (このIDを非表示/違反報告)
さささ。(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます〜!切ないお話も明るいお話もとても素敵です! これからも楽しみにしてます! (2019年4月10日 22時) (レス) id: 1d0b48d693 (このIDを非表示/違反報告)
RiA(プロフ) - りさん» こちらこそありがとうございます〜!ワガママなんてとんでもない!こちらこそ推しとか言いながら本数少なくて申し訳ないです… とりあえず次のお話はともやんで書かせていただきますね! (2019年4月6日 21時) (レス) id: 03fac5b4f8 (このIDを非表示/違反報告)
り - コメント失礼します…すごく好きなお話ばっかりで何度も読み返してしまう…!!ともやん推しなのに推し以外のお話もとっても素敵できゅんきゅんします。ありがとうございます…ともやんとのお話がもっと読みたいなぁだなんてワガママでしょうか…? (2019年4月6日 0時) (レス) id: 88a87d53f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RiA | 作成日時:2019年3月12日 18時