＊僕は一生、君のモノだから。【まふまふ】＊

8* ページ9

真冬「美味しい！」







A「なら良かった。」







パクパクと美味しそうに食べてくれる真冬さん。







その姿を見て、勝手に脳が翔太と重ねてしまう。







だめ。…もう考えたくない。







私はただ、自分で作った料理を食べることしか考えずに無心になろうとした。







真冬「…Aさん？」







A「ん？」







真冬さんの方を見ると、食べる手を止めてこちらをじっと見ていた。






真冬「…なんか、変じゃない？」







その言葉にビクッと反応したのを隠せなくて、







気まずくなって思わず目を逸らす。







あーもう私のバカ。







でも、そんな見通すような目で見られたら







隠せるものも隠せなくて。







真冬「っやっぱり、そうじゃ…」







A「待って。」







真冬さんの言葉を止めると、またゆっくり視線を真冬さんへ戻す。







A「ご飯…冷めちゃうから。」







そう言って精一杯笑って見せる。







まだ、だめだ。







今言ってしまったら感情が崩れてしまいそうだから。







だからお願い。







そんな切なそうな顔、しないでよ。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿

夜中に更新しまくるっていう←

9*→←7*

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す