兄の相方に恋をしてしまいました２【After the Rain】

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そらるSIDE

そ｢男はねオオカミなんだよ？

だから言動には十分気をつけないとね」

ごめん。ちょっとだけ

ちょっとだけAに触れさせてくれ

俺はAをぎゅっとに抱きしめる

貴「そらるさんもオオカミですか？」

そ「そうだよ。

でもそらるさんはオオカミにはならないよ

Aが傷つくことは一切しないから」

貴「そらるさんがオオカミになったらどうなるんですか？」

俺は少し考える

ごめんなA。

俺やっぱり抑えれないわ

俺はこうなると言って

Aの首を噛んだ。

痛くないようにできるだけ優しく

貴「・・・そらるさん？」

そ「ごめん」

しかしAは俺の目を見てニコッと笑う

貴「首噛むのってオオカミよりヴァンパイアっぽいですよね」

この子はこういうことをまったく知らないのかもしれない

俺はそう思った。

そ「さぁもう夜遅いし片付けようか

お風呂沸かすから先はいっておいで」

貴「わかりましたー」

Aが入ったのを確認するとお風呂のドアの前にタオルと服を置いた。

そ「A？ちょっとでかいかもしれないけど俺の服置いといた。」

ドアの向こうからありがとうございますと声がした。

俺は皿を洗いながら考える。

あの感じだと他の男と付き合うと色々大変だろうな

俺がちゃんと教えてあげなきゃなー

この考えなんかきもいかな

でもAが傷つくのも嫌だし

貴「お風呂頂きましたー」

そ「はいはいー」

俺が後ろをむくと俺のTシャツを着たAが立っていた。

これが彼シャツか・・・

可愛い

そ「やっぱりちょっと大きいね」

貴「そーですね。でもそらるさんの服いい匂いがしてなんか落ち着きます」

そ「そーかな？」

貴「そらるさんの匂いがして

・・・その、抱きしめられてる感？みたいな」

Aは後ろ向いて顔を隠した

俺はタオルで手を拭き、またAを抱きしめる。

そ「これで2倍でしょ？」

貴「あ、あ、あの、そらるさん！

もうキュン死するのでやめてください」

Aは耳まで真っ赤になり

お風呂上がりの体がさらに熱くなった。

そ「顔真っ赤だよ？

キュンキュンしてもいいけど死なないで」

俺は耳元で囁く

貴「そらるさん意地悪しないでくださいよ」

そ「意地悪してるつもりないんだけどなー」

Aは俺の胸あたりをポンポンと叩き始めた

そ「痛い痛い

ごめん。いじわるして」

貴「いいからお風呂はいってきてください！」

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