兄の相方に恋をしてしまいました２【After the Rain】

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そらるSIDE

俺は急いでまふまふの実家に向かった。

俺は電車に急いで乗る。

ホームをこんなに走ったのはいつぶりだろう

俺は運良く空いていた椅子に座りある1冊の手帳を取り出す。

俺が家を出る時にまふまふが渡してくれたAの日記。

「ちょっとでもあの子の気持ち分かってあげてください！」

って言って持たされた。

俺はゆっくり手帳を開く。

ページをめくっていくと

俺とはじめて出会った日のこと

Aが恋に落ちた日のこと

俺が泊まりに行った日のこと

アポなしで家に来てハンバーグを作ってくれた日のこと

ライブの楽屋で告白した時のこと

初デートで水族館に行ったこと

俺の家で酒を飲んだこと

テストの日のこと

配信中に来て落ち込んでいたこと

友だちに俺のことを話した日のこと

まふまふの誕生日プレゼントを買った日のこと

俺にメガネも可愛いって褒められた日のこと

ページぎっしり文字が書かれている。

全部覚えてる

Aと過ごした時間

・・・なんて言ったら女々しいって言われるかな

でもそれぐらいAのことが好きで好きで

仕方がないんだ。

俺は手帳を閉じて考える

ちゃんと話はできるだろうか

わかってあげれるだろうか

苦しい思いをしてるAを救ってあげれるだろうか

そんなの分からないけど今はただ気持ちを受け止めたい

Aの心の中を全部知りたいんだ。

だから

君に会いに行くよ

また前みたいに君の笑顔がみたい

でもこの時の俺はまだ知らなかった。

日記に挟まれた紙の存在を

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まふまふの実家に着いた俺は

Aの部屋に案内してもらった。

そしてそっとドアを叩く。

そ「そらるです。

急に来てごめん。

ドア越しでいいから少し話しませんか」

そう言って俺はドアの前に体育座りをして座った。

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