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双刃の罪~6.幸黙~ ページ7

ソ『…………』

あたしにこの役目は重すぎるのか。

妹一人守れないなんて。


まわりをよくみろ、其は教訓だ。


彼の人と同じ血を分かつのが目に見える容姿だが、生憎、頭はよろしくない。

…私はフィーの前では彼の話題を造らない。意地でも。
そこは頭も働いてくれた。


沢山な物を背負いすぎると、きみが壊死してしまう。

フランシス兄さんの説教が済んで数間が経っても、きみは沈んだままだ。

慰めの言葉を掛ける、…資格は無い。


私の居心地が最高に良い場所は、今はそこしかない。
だから隠る。

私は静かに、図書室のフレンチドアを押した。

他人に慰めて貰いたいんじゃなくて、自慰の為に。


フィー(燐也)side
夜だ。。


さて、日本へ行こうか。


誰にも見つからずに


静かに…独りで。


日本行きの便の切符はもう買っている。

荷物もでっかいケースに積めたし。


燐『大丈夫…だよね。』


置き手紙をおいて行く。


燐『横浜_____。』


ガチャ


ドアを開けて空港へと向かう。


燐『さよなら。』

ごめんね。皆。兄さん。そして、ソフィ。


燐『空港までお願いします。』

タクシーの運転手に言う。


するとタクシーは空港へと向かう。


〜15分後〜
運{えー、2500円です。}

燐『これでいい?』

運{あい。それにしても嬢ちゃん。}

燐『はい。なんですか?』
ッチ…話かけやがった。

運{空港にまできて何処に行くんだい?}

燐『日本ですよ。』

運{ほぅ〜。日本かぁ。気をつけてね。}

燐『え?なんでですか?』

運{ポートマフィアっていう所が凄くてね。
中でも、重力使いが居るって。}

重………力??


燐『あ…りがとう…。』

バタン


重力使いと言う言葉を頭に残しながら


日本へと向かうために空港へ入った



________同刻、夜。


薄暗い図書室で目を覚ます。

…少し眠っていたようだ。


ソ『…もう夕飯の時間終わってるな』


自室の前に立ち、開けようと手を掛ける。

ソ『________________』


その違和感は、ひやりと背を撫でた。



隣室から、
きみのけはいがしないの。


それはもう、即死できるくらいの感触だ。


ソ『………いそ、が、なきゃ…』

双刃の罪~7.記憶~→←双刃の罪~5.残壊~


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設定タグ:文豪ストレイドッグス , *紫飴:しい* , 沙烏   
作品ジャンル:アニメ
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*紫飴:しい*(燐) - 暇。しゃおー。。更新してよん。うち今からするぅーん。そしてメリクリ!!!! (2016年12月24日 18時) (レス) id: b3f0250bb4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*紫飴:しい*×沙烏 | 作成日時:2016年12月17日 20時

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