なにわ女子がおりまして 【25】

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背中に感じてた温もりが消えていく



ドンっ！て壁に何かが叩きつけられる音

振り返るとうちむが胸ぐら掴まれて壁に押さえつけられてた



｢｢｢｢｢颯太！/うっちー！｣｣｣｣｣




元木 ｢あの！いい加減にしてください！｣

織山 ｢マジでやめてください｣





『あ"？、、そーだ、そーだったよなお前らも紅一点ちゃん大好きだもんな』

『全員お世話済みか？(笑)』




内村 ｢だからっ、、Aちゃんは、、！！｣



ガンッ！！




A ｢うちむ！！｣
瑞稀 ｢A｣




止めようとしたら腕をグッと引かれて進めない





A ｢ちょっと、瑞稀！｣


瑞稀 ｢ダメ。Aはダメ｣



A ｢なんで？！だってうちのせいで！｣


瑞稀 ｢だからだよ｣




瑞稀 ｢だからお願い、、早くなにわ男子のとこに戻って、、ね？｣


A ｢意味、わかんないっ、、｣





意味わかんないよ、、

わかんないけど




ここにいちゃいけないんやって感じてしまう






瑞稀 ｢大丈夫だから。絶対｣



｢ほら、行って｣って背中押される






『あれ？逃げんのー？』

『いーよな女は守られてばっかで』





"女は"って言葉に足が止まる




『体で築いた男たちが守ってくれるもんねー？こいつらみたいに』

『ねえ？何人の男と寝た？(笑)』






下品極まりなくて汚い




『どーせ色んなとこの社長とも寝てんだろ？じゃなきゃお前みたいなやつに仕事なんか来ないって(笑)』


『こんなほっそい体で男と同じダンスなんてできないでしょ？(笑)』







1人の男に腰を撫でられる






『腰振り上手いって聞いたんだけどマジ？(笑)』


A ｢っ、、触らないで、、｣




『ダンスも歌も演技もそこそこなのにどーして人気あるんだろーねー？』



『女の子ってずるいなー。体売ればどうにかなるもんね』





A ｢っ"、、｣








言われっぱなしやのに何も言えない自分が嫌だ


悔しくて両手をグッと握りしめる

油断したら涙が零れそうなくらい悔しい
まだ認めて貰えてないんやって辛い





でも、こんなとこで泣くわけにいかない

うちのせいで険悪な雰囲気なってるのに、後輩にめちゃくちゃかっこ悪いとこ見せてるのに







A ｢(絶対、泣かないっ、、)｣

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