なにわ女子がおりまして 【25】

合鍵 ページ13

恭平 ｢鍵？持ってるけど｣


A ｢でかした！良くやった過去の自分！｣



恭平 ｢え、俺は？｣


A ｢良くやった恭平！｣





別の仕事が終わった恭平を呼びつけて事情を説明する







A ｢良かったー、、安眠できる、、｣


丈 ｢俺の家やと寝れないってか｣



A ｢いやいや、うち枕変わると寝れんタイプなんよね｣


丈 ｢数年一緒におるけど初めて聞いたわ｣




A ｢ごめんごめん(笑)冗談(笑)｣






良かったほんまに過去の自分めちゃくちゃ褒めてやりたい






恭平 ｢え？俺はこのままAと帰ればいいんすか？｣


丈 ｢そうね。まあいつもの事やろ｣




恭平 ｢そっすね｣


A ｢わーい！帰ろ帰ろ！すぐ帰ろー！｣




丈 ｢今まで捨てられた子犬みたいな顔しとったくせに、、｣


A ｢丈くんお世話になりました！｣



丈 ｢報連相な｣

丈 ｢あ、あとみんなに鍵あったって連絡するんやで｣





A ｢わかったー！ありがと！｣






あー嬉しい
自分の家に帰れるってこんなに幸せなことなんや


世界が明るく見える





A ｢そだ、、皆に伝えとかんと、、｣







Aご迷惑おかけしてすみません
A恭平が合鍵持ってたのでとりあえず無事です
Aほんまにご迷惑とご心配かけました







許して？的なスタンプを押して画面を閉じる





A ｢、、、よし｣



A ｢恭平帰ろー｣





恭平 ｢あいよー｣






A ｢丈くんばいばーい｣


丈 ｢気をつけてなー｣









丈 ｢ほんっま騒がしいやつ、、(笑)｣

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A ｢寒っ、、｣





外に出ると冷たい風が頬にあたる




恭平 ｢うわ、、ほんまや｣






右手に感じる温もり
そのままぎゅっと指を絡め合う






A ｢今日何食べたい？｣


恭平 ｢なんでもいー｣




A ｢うわ、いっちゃん困るやつ｣



恭平 ｢ちゃうよ、Aが作るからなんでもいいの｣





A ｢なにそれ(笑)｣

A ｢じゃあ買い物して帰ろ｣






恭平 ｢りょー｣









幸せだな
恭平とこうやって何気ない時間過ごすの






A ｢恭平？好きだよ｣


恭平 ｢、、、えっ？、、は？なに？急に/////｣








この時のうちは呑気に幸せを満喫してた

まさかこの後あんなめんどくさい事が起こるとも知らずに

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