なにわ女子がおりまして 【23】

さよなら ページ40

永瀬side



A ｢あー(笑)ほんま紫耀くんってアホ(笑)｣




紫耀の面白話してたらいつの間にかAのマンションに着いた





エレベーターに乗り込んでふと思い出した






永瀬 ｢いつか言おうと思っとったけどさ、ええ所住んでるよな｣


A ｢いやいや(笑)天下のKing&Prince永瀬廉様には負けますよ〜｣





永瀬 ｢まあな｣




A ｢少しは謙遜せい｣







エレベーターが8階に止まる



もうAとの時間は終わりなんや
やっぱり帰らないで欲しい


前を行くAの背中を今すぐ抱きしめて引き止めたい





A ｢廉？｣



永瀬 ｢ん？あ、ごめんごめん｣





立ち止まる俺を振り返って不思議そうな顔で見る







A ｢すぐそこやで？｣



永瀬 ｢おん｣








先を歩くAの手がドアノブに触れる


ドアを開けたら



また俺から離れていく

お前は恭平の所に戻るんやろ





嫌や

わかってるのに

このまま今までの楽しい時間過ごせるならって



振られてもええって

そう思ったやん





A ｢(ビクッ)、、れ、ん、、、？｣







なのになんで抱きしめてるんや、俺





永瀬 ｢昨日、俺のわがまま聞いてくれてありがとう｣



A ｢うんん、こちらこそ傍にいてくれてありがとう｣





永瀬 ｢俺さ、、、｣







ガチャっ！ゴンッ！！





A ｢だっ！！！｣






いきなり開いたドアと"ゴンッ！"って鈍い音

開いたドアから出てきたのはビックリした顔してる恭平



いや、それより





永瀬 ｢大丈夫か？！デコ無事？｣






A、思いっきりドアにおデコぶつけとったけど大丈夫なん？





A ｢ったあ、、まじでないほんまありえない、、いつもドアはゆっくり開けろって言ってるやろが！｣



恭平 ｢いや、、ごめん。声聞こえたからいる思って、、｣





A ｢いる思ったら丁寧に開けろアホ！｣


恭平 ｢ごめんって、、ケガしてへん？｣







Aのおデコサラって撫でてるけど






永瀬 ｢いや、、自分ら喧嘩してたんとちゃうん？｣

･→←･

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す