なにわ女子がおりまして 【23】

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永瀬 ｢Aは、俺の初恋の人｣

永瀬 ｢好きって、愛しいなって、傍にいたいなって初めての感情いっぱいくれた｣




永瀬 ｢ありがとう｣






俺の気持ちを全部伝えた

ちょっと声震えたけどちゃんと言えた





A ｢っ、、こ、ちらこそっ、、ありがとっ、、｣



永瀬 ｢ふはっ(笑)Aが泣くなや(笑)｣







抱きしめてた体をそっと離して俺の方を向けさせる







永瀬 ｢俺、好きな女には笑ってて欲しい｣







Aの頬っぺたを思いっきりムニってする




A ｢いひゃっ、、へりふほほうとうがあっへない、、(セリフと行動があってない)｣






永瀬 ｢がはは(笑)タコみたいやな(笑)｣








柔い頬っぺた一通り堪能したあと今度は優しく撫でる



あーもう

やっぱり離したくない
誰にも渡したくない





ほんまどんだけコイツに恋煩っとんねん俺









永瀬 ｢はー、、ん"んっ！！、、、若宮Aさん｣


永瀬 ｢、、、ずっとずっと好きでした｣







最後、これでほんまに最後やから

盛大にふってくれ









A ｢、、、ありがとう。でも、ごめんなさい｣




"好きな人、おるから"








その言葉で俺の長い恋は終わった




泣きそう

めっちゃ泣きそう




耐えろ俺

ここで泣いたらめっちゃ女々しいやつやん






永瀬 ｢はー、、そっ、か、、｣


A ｢うん、、｣




永瀬 ｢、、、もー！！なんでお前が泣くの！｣


A ｢やっ、、なんか、勝手に出てくる、、、｣






永瀬 ｢普通、俺が泣くとこやから、、(笑)｣



A ｢ごめっ、、、｣








Aの頬に手添えて親指で涙を掬う









永瀬 ｢好きな女には笑ってて欲しいって言ったやろ？｣






ぎゅっと抱きしめる

振られたのに、終わったのに




離れられない







A ｢うあっ、、！！｣





Aの体を持ち上げてベッドに降ろす








A ｢ぐあっ、、れっ、、重いっ、、、｣




Aの上に覆い被さるみたいに倒れる






永瀬 ｢最後に1個だけお願い聞いて｣






永瀬 ｢今日だけ、俺のとなりにいてほしい｣







そう言って、強く強く思いっきりぎゅう！ってした







A ｢、、、ん。ええよ｣








背中に手が回る




Aの優しさと鼻に広がる大好きな匂いにどうしようもなく愛しさが込み上げてきて、静かに泣いた

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