なにわ女子がおりまして 【23】

恋心 ページ32

永瀬side



永瀬 ｢A〜。着いたで｣




ホテルの割と大きめのベッドにそっとAを降ろす




A ｢んっ、、れ、くん、、、｣


永瀬 ｢はいよ｣





伸ばされた手をぎゅっと握る



A ｢んー、、｣



永瀬 ｢はあ、、｣






目を瞑るAを見てため息が漏れた




永瀬 ｢なあ、、A、聞いて｣






すやすや寝てるから聞いてるはずなんてないのに






永瀬 ｢俺な、、ずっとお前のこと好きやったんやで、、？｣

永瀬 ｢てか、、今も好きなんやけどさ、、(笑)｣





空いてる手でAの頬をそっと撫でる






永瀬 ｢廉くんって呼ぶ声も、くしゃって笑う顔も、ほんまは甘えん坊なとこも、、｣

永瀬 ｢全部全部大好きやったよ、、｣






寝てるAを押し倒すように覆いかぶさった






永瀬 ｢俺の事、嫌いになってええから、、｣



A ｢んっ、、｣






離れられんから

ずっとずっと好きなまま何年経ったんやろ





いっそのことAから嫌われれば諦めがつく






ちゅっ




A ｢ん"んっ、、、｣





寝てるAにキスをする

昔っから1回寝るとぐっすりやからなかなか起きない






A ｢んっ、、ふっ、、、はあっ、、｣





苦しくなってきたんか口が開くから舌を絡める







もう俺のことは見てくれない

何回も諦めようとした




けど無理やった






永瀬 ｢んっ、、はっ、、、｣






一旦口を離すと2人を繋ぐ糸がプツンと切れる






A ｢んっ、、れ、ん、、？｣






さすがに目覚ましたAが不思議そうな顔で俺の事を見つめる



可愛い

潤んだ目も唇も全部全部俺のものにしたかった






永瀬 ｢A、、ごめんな｣








酔いと酸素不足で頭の回ってないAの服の中にそっと手を入れる




もうこれで終わりにするから








酷い男でごめん

好きになってごめん

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