なにわ女子がおりまして 【23】

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あそこで泣いてんの見つけた時からなんかあったんやろなとは思ってたけど



永瀬 ｢喧嘩か、、｣




ブーッブーッてなり続けてるスマホ






永瀬 ｢これ相当心配してんとちゃう｣


A ｢知らない、、どーでもいい｣





俺の手からスマホ奪って電源切った






A ｢出ない！絶対出ない！｣


永瀬 ｢あ、ちょ、、こら｣




A ｢廉くんといるの！恭平なんか知らない！｣





永瀬 ｢うあ！おま、あほ！｣






俺のジョッキに入ってたビールを一気に飲み干したA





A ｢あ"ー、、にがっ、、、｣



永瀬 ｢ビールの味も知らんお子ちゃまが｣






Aの頭を軽く小突く





A ｢いだっ、、｣



永瀬 ｢、、、泣くなや｣





A ｢れん、くんがっ、、たたくからっ、、、｣



永瀬 ｢はいはい。そういうことにしといたる｣






恭平のこと考えてんやろ

酔ってても思ってんのな








永瀬 ｢Aが泣いてる〜って大吾に送ろー｣



A ｢泣いて、、へんもんっ、、、｣





永瀬 ｢嘘下手くそか(笑)｣







お腹にぐりぐり顔を擦り寄せられるから頭を撫でる


昔は毎日こんなんしてたよなあって思い出す







頭撫で続けてたらAから泣き声がしなくなった







永瀬 ｢A、、？｣





A ｢すぅー、、すー、、、｣







そっと顔を覗き込むと、赤い顔で寝てるA






永瀬 ｢、、、まじか｣






時間はもうとっくに日付をまたいでる




永瀬 ｢送ってくか、、｣





家まで送ろ

そう思ってAを可哀想やけど起こす





永瀬 ｢A、、A、、、起きて、、家帰ろ｣


A ｢んっ、うー、、起きない、、帰らない｣




永瀬 ｢いや、起きて帰るの｣


A ｢帰らない！｣



永瀬 ｢帰らないってお前な、、｣
A ｢、、、に、ないで、、｣




A ｢1人にしないでっ、、｣



永瀬 ｢、、、はあ、、｣







とりあえずお店に迷惑やからお会計して酔ってるAをおぶって外に出る






永瀬 ｢はあああ、、A？Aさーん｣





返事がないってことは寝てる




永瀬 ｢あのね俺もずるいけどさ、Aも悪いから｣









きっと聞こえてない

でもそう呟いて泊まるはずやったホテルに向かった

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