なにわ女子がおりまして 【22】

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Aside



恭平に運ばれて毛布の上に降ろされる



恭平 ｢寝る｣


A ｢寝ない｣





どうにか練習したくて逃げようとするけど捕まって恭平の腕の中






恭平 ｢今日、何食べたい？｣




ご飯なんて食べなくてもいい
早くみんなのレベルに追いつかなきゃいけない




A ｢なんも、、いらない｣



恭平 ｢そんなこと言ったって、食べんと踊れんくなんで｣





やだ




A ｢それはやだっ、、｣







あのことを思い出して嫌な気持ちになる
抱きしめてくれてる恭平の背中に手を回してぎゅうってトレーナーを握った






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〜ドラマ撮影中〜




監督 ｢Aちゃん！ちょっといい？｣



A ｢はい？｣





撮影の休憩中監督さんに呼ばれてある男の人を紹介された





監督 ｢この人、大手事務所のスタッフさん。Aちゃんとお話したいって言ってて、、いいかな？｣



A ｢あ、はい！｣





監督 ｢良かった！じゃあ、後は2人で、、｣






そう言うと足早に去っていった




男 ｢初めまして。私◯◯事務所の安西と申します。よろしくお願いします｣



A ｢あ、若宮です。よろしくお願いします｣





男 ｢早速で申し訳ないんですけど若宮さん｣



A ｢？？？はい｣





男 ｢うちの事務所に移籍しませんか？｣



A ｢え？｣





そこから安西さんの言ってたことは衝撃的すぎて思い出すだけで嫌悪感半端ない





｢やはり女性がジャニーズというのはどうかと思いまして、、弊社ですとモデル業など若宮さんのルックスを生かしたお仕事も多数ありますし｣



｢どちらかというと若宮さんには歌って踊るというより女優の方が合ってると思うんです｣



｢男性の方のレベルについていくの正直大変じゃありませんか？｣



｢歌もダンスも若宮さんにはどうもハマってない気がして、、｣


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勝手に決めないで、、




A ｢勝手に決めないでよっ、、、｣





移籍なんて絶対にしない

こんな大好きな人達に囲まれて幸せを沢山貰える事務所辞めるわけない





男性のレベルについてくの大変とか言われて




ああ、そう見えてたんだって悔しくなった

もっと頑張らなきゃって、みんなに迷惑かけへんように




いっぱい練習しようって

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