なにわ女子がおりまして 【15】

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恭平side



｢｢かんぱーい｣｣



A ｢うわ！美味しい！｣



恭 ｢やろー？買ってせーかい｣






お風呂に入って少し落ち着いてから始まる2人の飲み会









A ｢んでねぇ、みっちーが、、｣



恭 ｢おん(笑)｣







3本目にしてもう話し方がふわふわしてきたA





A ｢きょーへーに、しっとしましたぁっていってきてん、、｣

A ｢かわいすぎん？！しっとって、、やきもちやで、、？もぉ、、かわいい、、｣






恭 ｢はいはい(笑)可愛ええ可愛ええ｣









へぇ、みっちーそんなことあったんや今度いじったろ(笑)









A ｢あ、、廉くんだぁ、、、｣






恭 ｢んぇ？！どこ？！｣




A ｢んっふ(笑)テレビ(笑)｣









へにゃへにゃ笑うAが指さす先には画面に映るキンプリさん







A ｢紫耀くんもいる〜、あ、きしく〜ん｣







画面に向かって手を振る







廉 ｢うっわ！廉くんめっちゃかっこええ！｣









新曲を披露してるキンプリさんやっぱ顔面偏差値えぐ









A ｢、、、廉くん、、｣









そう言って廉くんを見つめるAの目はどこか寂しそうで、けど愛しい人を見るようなそんな感じがした






恭 ｢A、、？｣






A ｢ん？なーに？｣




恭 ｢Aって廉くんって呼んでたっけ？｣






A ｢あ、あー、、つい昔のこと思い出しただけ、、、｣




恭 ｢昔のこと、、？｣






A ｢そ、、、さ！ほら！まだいっぱいのこってるからきょーへーものんで！｣









そう言って開いたお酒を俺に差し出す
なんか話しそらされた気がする








『廉、、、かもしれないって話』









恭 ｢(あぁ、そういうこと、、)｣









前に丈くんが言ってたことを思い出した

俺は勘が鋭いほうやないけどなんとなくそうなんやろなって






A、絶対廉くんのこと好きやった


俺とまだ仲良くなる前、Aの隣にはいつも廉くんがいてべったべたに甘えてた





そんな2人をいつも羨ましいと思ってた









恭 ｢あのさ、、｣





A ｢ん？｣




恭 ｢、、、いや、なんもない｣









出かけた言葉を飲み込むようにお酒をどんどん流し込んでいく







俺から聞くのはやめよう

いつかAが話してくれるまで

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