なにわ女子がおりまして 【13】

ジューンブライド ページ26

Aside




A ｢ジューンブライド？｣



マネ ｢そう！友達が今月結婚するらしいんやけど6月ってジューンブライドの季節でしょ？めっちゃ羨ましいな〜って！｣






女の子っぽい乙女チックなマネージャーの話を聞いて少しだけ思い出したことがある





A ｢(あれってそういうことやったんかな、、)｣









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

〜数年前〜





A ｢あつ、、｣



中学2年生の6月半ば学校帰りに呼び出され中学生らしくないなとは思いつつも寄り道をした




ヒヤッ


A ｢うわっ！！ビックリした、、｣





A ｢廉くん、、｣





永瀬 ｢はは(笑)お待たせ｣









6月なのに暑い日差しにピッタリなくらい爽やかに笑う廉くん

その手にはスポーツ飲料が握られていた






永瀬 ｢またせたお詫び｣



A ｢ども、、｣





永瀬 ｢んじゃ行こか｣




A ｢あの、、どこ行くん？｣






永瀬 ｢んー、、ナイショ(笑)｣






そう言って笑ってうちの手を引いて歩き始める廉くんに戸惑いつつもついて行く









A ｢うわっ、、すご、、、｣





連れてきてくれたのは一面にシロツメクサの咲くお花畑みたいなそんな場所やった






A ｢でも、、なんで、、？｣




永瀬 ｢初めて話した時死ぬまでにお花畑で寝っ転がりたいって言ってたから｣





A ｢覚えてたん？(笑)｣





永瀬 ｢たまたまな(笑)ええ場所見つけたから連れてきただけ｣







A ｢へー！ありがとう！すごい！｣









ジャニーズに入ってからも入る前も女の子らしいことなんて全然したこと無かったけどお花だけは好きやった







A ｢廉くん！！見て！！｣





永瀬 ｢うわ、お前器用なんやな｣






A ｢はは(笑)廉くんにあげる(笑)｣







シロツメクサで作った花冠を廉くんの頭の上に乗せる








永瀬 ｢えー、、じゃあ俺は、、｣







なんて言ってゴソゴソやり始める









風になびく髪と整った綺麗な横顔が綺麗で思わず見とれてしまった

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