【小説】能力者の通う学園【募集企画】

第41話「修学旅行とは？」桐島蓮 ページ41

シアノside

修学旅行という話で盛り上がってるなかシアノは、首を傾げる。中学とか学校はあまり行ってなかったというより行きたくなかったから、動物と植物で癒されていた。勉強は家でやって先生が教えに来てくれるみたいな。

初めて聞く単語なので、隣にいた目が綺麗な人に話しかけようとするが、話しかけてくるなオーラを出された気がする。でもきっと答えてくれるという革新的何かがあったのか腕をさっきと同じくらいグイグイ引っ張ってみたら小さな声で「何だよ、鬱陶しな」と言い話してくれた。シアノはすかさずその場の状況を理解したのか小さな声で「修学旅行って何？」と聞く。


「俺も知らねぇし……つーか興味もない」

彼も本当に知らないようだ。だけど付けたしで「旅行っつってたからどっか行くんじゃねーの」と彼は言ってくれたのだ。

「奈良と京都ってどこなの？」
「知らねぇよ、他の奴等に聞け。それと俺に話しかけんな。鬱陶しい」

机に顔を伏せて寝てしまった彼を見て首を傾げる。誰に聞いたら教えてくれるのかまだ把握仕切れてないためか話すのをやめて黙って修学旅行の話を聞いていた。

第42話「誰と回る?」華園 美姫→←第40話「京都と奈良」哥欲祟

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