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第27話「学園内で迷子」哥欲祟 ページ27

詩織side


「…私は教室を出てから廊下を左に真っ直ぐ歩いて、階段を降りて中庭を通り門の横の自動販売機に来た」


…なのに何故なのか

帰り道が分からなくなってしまった


もう!この学園広すぎるんだってば〜…


「と、とにかく水を買おう」



自動販売機に着いて、ふと振り返るともう道を忘れていた

馬鹿なのかな、馬鹿なんだね

おかしいな、勉強はある程度出来るはずなのに


「げほっげほっ…げほっ…」

ぜぇぜぇ鳴る呼吸と、その息苦しさ、そして咳…


あまりの辛さに膝に手をついて、口に手を当てて咳き込む


「耐えろ私

大丈夫、水を飲めばマシになる」


鞄から財布を取り出し、僅かに残った小銭と多くあるお札のなかから120円を取り出す


天然水のボタンを押すと、ガタンというペットボトルの落ちる音が耳に届いた

まあ当たり前だけど←


「げほっ」


そして天然水のペットボトルを取り、教室までの道を探りながら歩く





___そして数分後



「あれ、ここさっき来た気がする」

無限ループって怖くね←



「あれ〜?この廊下は、自動販売機に行く時に通った…げほっ…あれ?こっち?

…あ、こっちだ」


歩き回りすぎて体力が大幅に削られていく


「し、しんど…げほっげほっ…げほっごほっげほっ!」


…はあ、辛い

また膝に手をついて立ち止まる


背筋を伸ばして普通に歩こうとすると、息が浅くなって苦しくなる


水飲んで、少しだけここで休憩する…かな




5分後


「…はあ…げほっ」

誰か、助けに来てくれないかなあ


なんて、私が甘えるのはキャラじゃないよね



「行こう、さっき階段見つけたし…その階段登ればすぐでしょ」



私は階段へと足を進めた



またまたチャイムが鳴り響いた

…そろそろ先生も来る頃じゃないかな…



能力の見せ合い?みたいなのは順調に進んでるかな


遅刻しないように、ちょっとだけ走ろう

第28話「個性的」きししん→←第26話「 騒めく教室」らるみ



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SHEI☆(プロフ) - こんにちわ (2018年2月10日 19時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
八月 葉月(プロフ) - 更新します。 (2017年11月28日 17時) (レス) id: 4d1da3eba3 (このIDを非表示/違反報告)
桐島蓮@新しい垢(プロフ) - 終わりましたっ (2017年11月20日 11時) (レス) id: ee89f7f761 (このIDを非表示/違反報告)
桐島蓮@新しい垢(プロフ) - ちょっと修正してきますっ (2017年11月20日 11時) (レス) id: ee89f7f761 (このIDを非表示/違反報告)
わいんれっど(プロフ) - 修正終わりました。(とりあえず報告) (2017年11月19日 20時) (レス) id: 43754a1210 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:殺人鬼少女・エリー x他9人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2017年11月16日 20時

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