【小説】能力者の通う学園【募集企画】

第12話 「クラス」出雲 ページ12

リオside

「……これでよし、」

妹を保健室のベッドに寝かせる

起きてくるかは、分からない

「そろそろ解くか」

パチン、と指を鳴らす

その瞬間、周りの声が響き

時計の針が動き出す

「……まあ、教室に行くか」

保健室のドアを閉め

自分のクラスへと向かう

「……ここか。って、なんか騒がしいな」

何人か教室にいるのか、楽しそう?な話し声が聞こえる

ドアを開けると、一気に静かになる

こういう雰囲気って気まずくなるよね

まあ、とりあえず自分の席を探すか

「……あ、ここだな」

席は1番後ろ。うん、ちょうど良い

これなら後ろを気にしなくて済む

うーん…見た目からは何歳とかは分からないな

きっと、僕より年下が多いんだろうなとか考えてみる



これ、誰かに話し掛けた方が良いのだろうか?

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