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テスト期間。
部活休みになった佑亮くんと一緒にテスト勉強をすることになった。
もちろん佑亮くんの勉強を見つつ、自分自身のテスト勉強もしている。
たまに国語以外の勉強もするんだけれど、佑亮くんは数学がかなりできる。
なんでこの前授業で当てられたところができなかったのか驚くくらい。
式さえ教えればパパッと解いちゃうから回転は速いんだと思う。
…数学以前に日本語弱いのはかなりやばいと思うけど。
「………できたー！Aちゃん！丸つけして！」
『うん』
手にとって私に差し出してきた佑亮くんのノートをもらい、赤ペンを持って丸つけ開始。
お、結構当たってるじゃん。
丸っこい女の子のような字だけれど見やすい。
確かに佑亮くんはこういう字書きそうだなぁ。
先ほどから丸をつける気持ちいい音が聞こえる。
佑亮くんも私が丸をつけるたびに当たった！と喜んでいた。
すべて丸をつけ終わると、初期に比べたら見違えるほどの成長ぶりを見せてくれた。
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作者名：たろたろ。 | 作成日時：2016年7月19日 19時
