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帰りのSHRが終わり、クラスの人たちは部活や帰りの仕度をしていた。
私は後者なので、スケジュール帳を片手にリュックをまとめていた。
「ゆーすけ、今日は部活？」
「そーなんだよね！」
「卓球がんばってね！」
「うん！ありがとう！」
いつも元気な福田佑亮は声をかけてきた女の子にも笑顔でばいばい！と手を振っていた。
…よし、そろそろ行かなきゃ間に合わないや。
時間を見るとこれから始まる戦争までの時間が刻々と迫っていた。
戦争、…という名のタイムセールがスーパーで行われる。
私のスケジュール帳には歩いて行ける距離にある各スーパーのタイムセールの日時、セール品が事細かくメモしてある。
一人暮らしをしている私にとってタイムセールはメインイベントであり、戦争なのだ。
どれだけ安く食料を手に入れられるか。
タイムセールだけではなく、普段のセール品もちゃんとチェックしている。
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作者名：たろたろ。 | 作成日時：2016年7月19日 19時
