大切な 2 ページ18
.
客「なーんだ彼氏いるのかー。いいねー兄ちゃんこんなかわいい彼女つかまえちゃってー」
『え、ちょっとトミーさん何言って「でしょー？もうほんっとほっとけない位可愛くて仕方ないんですよ。笑」
…あのー、当事者抜きで話が謎の方向に向かってるんですけど。
そして自然に組まれてる肩が気になって仕方ないんですけど？
「ってゆうことで！俺のかわいい彼女は回収させてもらいますねー」
客『のろけるな若者！笑 うらやましいぞー若者！』
「ははっ。笑 すぐ注文はお伺いしに戻りますのでー」
そう言ってトミーさんは私の腕を引いたまま厨房へ入っていった。
『…あのー、ありがとうございますトミーさん。』
「あの、ごめん。急に彼女だなんて言って。けどA、すっげー困った顔してたから。」
「本当に放っておけなくって…迷惑だった？」
『いやいやいや！そんな迷惑だなんて！むしろこっちこそすみません。』
…だからそんな捨てられた子犬みたいな顔しないでください。
「本当に嫌じゃなかった？」
『本当に本当。むしろ至らない後輩の為に体張ってもらってありがとうございます。』
「なら良かった。Aは俺の大事なかわいい後輩なんだから、守って当然だろ？」
『(大事な後輩、かぁ…)』
「ま、上がりまであと少しだし気持ち切り替えてもーちょっと頑張ろうぜ？な？ 笑顔笑顔。」
そう言ってうにっと私のほっぺたを引っ張るトミーさん
『ふぁい、がんばりまふ』
「よし。じゃあ俺注文聞いてくるわ。」
そう言ってトミーさんは笑いながら、私に少しの頬の痛みを残してお客さんの所へ向かった。
トミーさんが視界から消えたことで全身の緊張が解けたのか、思わずその場でしゃがみこんでしまった。
『はぁー…天然ってずるいよなぁ…色々』
誰にも聞こえない位小さく呟いた自分の言葉がまた少し何かを自覚させたような気がした
あかくなった頬
(…影から見てるのバレてますよ桂香さん)
(あら、ごめんごめんw)
(どっから見てました？)
(ん？一部始終w)
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぶんぶんぶん(プロフ) - ごめんなさい！小悪魔の笑みでした！すみません！更新頑張ってください！ (2017年6月10日 8時) (
レス) id: 661cf0e9e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぶんぶんぶん(プロフ) - 気づいたのですが、はじめまして、小悪魔の微笑みではカンタくんは主人公をちゃん付けしているのですが、イジワルなお願いでは、カンタくんは主人公をちゃん付けしていませんねぇ…これは、何かと関係しているような気がします！笑トミーの前ではちゃん付けとか？w (2017年6月10日 8時) (レス) id: 661cf0e9e1 (このIDを非表示/違反報告)
ari(プロフ) - ぶんぶんぶんさん» わー！！！すごい嬉しいですありがとうございます！！！！！クオリティー低めですがこれからもたまにでも覗いてやってください_(:3 」∠)_ (2017年5月24日 18時) (レス) id: 59e3858762 (このIDを非表示/違反報告)
ぶんぶんぶん(プロフ) - トミくん良いですよね！なんかふわふわしてる感じが笑お話とっても面白いです！更新頑張ってください！(*´ω｀*) (2017年5月24日 17時) (レス) id: 661cf0e9e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ari | 作成日時：2017年5月24日 0時
