【H×H】宝石の涙を流す (ページ44)

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金剛　1ー42 ページ44

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「はっ………！」

寒い雪で倒れていた、暫くの後

何故か体が温かく感じ、柔らかい何かに包まれ目を開けてみると

自分が今いるのは天蓋付きの白いベッドにいて、周りを見渡してみると

小さいシャンデリアを吊るした天井

パワーストーン(？)を施した置物やアクセサリー

薔薇や百合、秋桜やパンジー

四季ごとに咲く花を標本として封じ込めているハーバリウム。

鮮やかな色のした、香水のような瓶がいくつか並んだ棚など

アンティークとエレガントさのある、綺麗な部屋だった。

まるで、本の物語に登場する魔法使いの部屋みたいで、心が踊る自分がいるような気がする

部屋の中は、エアコンやストーブが無くて現代的ではないが

白い煉瓦でできた暖炉のお陰で、寒く感じることはなかった

……誰かがAを拾って、部屋に寝かせてくれたのか？

だとしたら、一体誰が？

「あ、もう起きたのね。」

A「！？」

急に部屋のドアの開く音がすると

部屋に入ろうとした人物がいた。

その人は、瞳の色が珍しく白い。

そして長い髪も白くて、優しい顔をした女性だった。

その女性の両手は、中身ある器をのせたお盆を持っている。

「貴方、雪の降る夜に倒れていたから私の屋敷まで運んだんだけど…、大丈夫？」

A「い、いえ…；大丈夫です…、えっと…」

この女性が誰なのか、名前は何なのか分からなくて焦る。

すると、女性はそんなAの思惑を察したのか、自ら名乗り始める。

でも、彼女は名前以外にとんでもない事実まで口走り、Aを混乱させた

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シルキー「私はシルキー・ダイアモンド。光属性を司る【魔女】よ。」