【H×H】宝石の涙を流す (ページ5)

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金剛　1ー4　【一次試験】ページ5

「大変お待たせいたしました
　ただいまをもって、ハンター受験者の受付時間を終了いたします
　では、これよりハンター試験を開始いたします」

A「(やっと…、やっとだ。)」

勿論、地下といい大人数といい

ハンター試験は相当ハードどころではない試験であることを既に悟っている。

「最終確認です。この試験は運が悪かったり、実力が乏しかったりすると大怪我をし、最悪死に至ることもあります。それでも構わないという方のみ、私について来てください、そうでない方は後ろのエレベーターから速やかにお帰りください」

試験官が後ろのエレベーターを差すが、誰一人戻ろうとしなかった。

約４０６人が自分と賭ける宿敵なのだろう。

勿論、先程お互いの名前を知り合ったキルアもだ。

「…承知しました。第1次試験406名全員参加ですね」

最終確認を終えると、試験官は前を向き、道へと進んだ。

試験官に着いていくため、皆は前を歩き出す。

だが、キルアは偶然スケボーを持っていたので、歩かずに乗って移動している。

A「あ、キルアはそれで移動するの？」

キルア「まーな、Aも乗るか？」

A「私はいいよ、二人乗りだと危ないし。」

キルア「そ、でもそのヒール付きの靴で走るって大丈夫か？」

A「前からこれ履いて走ることもあったから、もう慣れたよ。」

普通なら歩くだけでもバランス維持のため精一杯だが

Aはバランス感覚にも優れているので、転んだりするようなことは無さそうだ。

すると、移動する試験官が声を出す。

サトツ「申し遅れました、私第１次試験試験管のサトツと申します。これより皆様を2次試験会場へ案内いたします」

試験官サトツの言動に皆はある違和感を感じた。

誰もが『二次試験？』と疑問に抱いていた。

A「二次試験…？」

キルア「多分、これ(・・)が一次試験かもな、でも走るってだけなんてつまんねーの」

A「成程ね、でもこれ試されているの持久力だけじゃなさそう。」

キルア「え？」

A「ずっと思ってたのがさ、このトンネルどこまであるのかも分からない、だからそれによる精神力なども試されてるんだよ。」

キルア「そうゆうことか、お前結構勘が鋭いんだな。」

A「よく言われるよ。」

体力が有り余るほどあるので、脱落者が増えても

Aとキルアは、今のところ問題はなさそうだった。