【H×H】宝石の涙を流す (ページ24)

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金剛　1ー23 ページ24

「おまたせ！どう、お腹は大分空いてきた？ブハラ。」

男性の名前はブハラと言うみたいだ。

彼の腹部から腹が空いたときの音が鳴る。

ブハラ「聞いての通り、もうペコペコだよ〜…メンチ。」

女性の方はメンチと言う。

メンチ「そんなわけで、二次試験の審査員はあたし達『美食ハンター』がするわ。」

彼女の発言に、受験生は皆疑問にした。

ハンターはハンターでも、『美食ハンター』だなんて滅多に聞かないからだ。

文献に詳しいクラピカの話では、世界中のあらゆる食材を探求し、新たな美味を探すハンターだという。

一見は料理人と大差ないが、彼らのすることはハンターとして、人間として立派なものだろう。

受験者の一人でもあり、忍びのハンゾーは二次試験の内容を問う。

ハンゾー「てことは、課題は…？」

メンチ「そう、二次試験の内容は………、『料理』よ！」

ハンターとはかけ離れた内容に、唖然とする者もいれば、内容に気に食わない者もいた。

トードー「ケッ…何で此処まで来て、料理しなくちゃならねえんだよ！」

メンチ「はいそこ！文句があるなら帰りなさい？他にも不満があるなら…今すぐ帰っていいのよ？」

メンチは常連の受験者、トードーの言葉を見逃さず、周りに鋭い視線を向けた。

だが、彼女の発言に帰ろうとする受験者は誰もいなかった。

ハンゾー「で、どんな料理を作ればいいんだ？」

ブハラ「まず、俺の指定する料理を作ってもらい…」

メンチ「…そこで合格した者だけが、あたしの指定する料理を作れるってわけよ。つまり、あたし達が『美味しい』と言わせれば、晴れて二次試験合格。」

トードー「そんなのアリか！？うまいまずいなんて、人によって違うだろ！」

料理を作れたとしても、美味しいと思わせることなんてできないため

受験者達から、大バッシングを受けられる。

だが、メンチが注目を向けるために手を叩くとこう言った。

メンチ「いい？さっきも言ったように、やる気が無いなら帰ってもらって良いのよ？はい、さよなら〜。」

レオリオ「馬鹿言うな！此処まで来て帰る訳無いだろうが！」

レオリオがメンチに、発言を向けると受験者達は『そうだそうだ』と言い放つ。

中には、試験官二人に牙を向けた受験者を責める奴もいた。

雰囲気を仕切り直そうと、ゴンは話の続きをしてほしいと頼んだ。