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「では……イナズマジャパン、キャプテン……松風天馬!神童拓人、剣城京介」



雷門中の代表的である、天馬達が先に選ばれた。



他校の奴らも、観客も緊張が更に高まる。



黒岩「瞬木隼人、野咲さくら、九坂隆二、真名部陣一郎、鉄角真、森村好葉、皆帆和人、井吹宗正。

そして、朝比奈A。以上12名だ」



黒岩監督の最後に答えた人物に、観客達がざわつく。



「え、今『朝比奈』って…」



「いや、何かのドッキリ企画だろ、あの『星の歌姫』が…」



船木「呼ばれた者は、前で出て整列」



コーチとなる、船木が指示を出すと、代表達が次々と整列で現る。



すると、最後に並んだある女性を見ると、更にざわつく。



「え、嘘!?ほんとにAちゃん!?」



「まじで!?うわ、実物初めて見た!」



「Aちゃーん!こっち向いて〜!」



ライブ感覚の様にアピールする彼らを、優しく笑いながら手を振る。



他のメンバー達も、嬉しそうな顔をしたり、不思議そうな顔で見つめている。




A自身は、関係ないことだがこんな風に感じた。




A「(ファンに手を振るの、ぎこちなかったかな…?)」



そして、横一列に整列すると黒岩監督はこうメンバー達にこう問う。




黒岩「お前達には、これより世界を目指してもらうことになる。解っているな?」




「「はい!」」



黒岩「では、その力、ここで見せてもらおう。これより、エキシビジョンマッチを行う!」



天馬「えっ、これから!?」



キャプテンである天馬が先に、裏返った様な声で驚く。



黒岩「試合開始は10分後だ」



まるで『覚悟しろよ』とでも言うように、黒岩監督はそのまま去って行った










それぞれ各地に別れ、更衣室に向かった。



一人でユニフォーム着替えようとする。



すると、メンバーの一人が日依に声をかけてきた。



野咲「あ、あのAさんですよね。私、野咲さくらって言います。」



声をかけたメンバーは、野咲さくら



ピンクの髪を桜の花ようにまとめている彼女は、正に名前の通りだった。



A「は、はい…?」



野咲「私Aさんの、大ファンなんです!特に『明星』が好きなんですよ!握手してもらっていいですか!?」


A「え、ええ…どうぞ」


ぎこちないながらも、握手を交わす。


本当にファンなのか、さくらは握手だけでも嬉しそうだった。


現実では口下手であったため、試合に間に合うためにさっさとスタジアムに向かった。

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作者名:日依 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=sorairokopikku2  
作成日時:2023年4月15日 12時

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