花魁 2−11 ページ11
だが、メカオロチは直ぐにオロチ達と戦うことを望んでいるのだろうか
龍達は湯呑を持ち上げると飲み干し、乱雑に湯呑をバキバキと牙で割る。
ヒカリ「おい!もっと味わって飲め!」
月夜「(ビビっとるな、あの様子。)」
メカ「では、消滅させる!」
そして、やっとのことで龍達にエネルギーを蓄えさせる。
するとオロチとヒカリの二人はそのまま立ちすくんでいる影に振り向く。
影「我の番か…」
ヒカリはうんと頷く。
影「…」
影は腕を組み、冷静にどうするか考えていた。
月夜「(影は何するんやろ…)」
元暗殺者である影はどのようにして、ごまをするのか月夜は疑問に思った。
そして、彼が考えた結果…
影「…ワックスがけは任せろ。」
ケータ達「ズコーッ!!!」
今度は何かを差し出すわけでもなく、影は龍のマフラーの胴体にワックスがけをしていた。
メカ「あーそこそこ、気持ちいい。」
メカオロチは機械なので棒読みをしているようだったが、本人からしたら良かったのだろう
龍達に蓄えていたエネルギーの光は消えた。
オロチは隣に正座しているヒカリにどうするか問う。
オロチ「おい、この先どうするつもりだ。」
ヒカリ「どうもこうも無い。さっき奴が放ったビーム見ただろ。」
二人の視線にはメカオロチの姿が映る。
ヒカリ「あんなもの食らったら、一溜りも無いぞ!?」
影「この流れのままワックスがけの終了に合わせて、『ありがとうございました』とか言ってお帰りいただこうと思うのだが…」
オロチ「そう、上手くいくか?」
最早、オロチを決める戦いではなく、メカオロチをどうにかして帰らせることが目的となってしまったようだ。
ジバニャン「彼奴等、何考えてるんだニャン…」
ジバニャンも呆れ顔である。
オロチ達「「「ありがとうございました」」」
メカオロチに対して、礼をする三人。
だが…
メカ「では、消滅させる!」
影「何!?」
ヒカリ「駄目か!?」
オロチ「当たり前だ!!」
流石に帰ってくれなかったようだ。
月夜「あいつの頑固さは天下一品やな…」
ケータ達「「「(いや、月夜さんもですけど !?!?!?)」」」
鉄扇を広げて顔の下半分を隠す月夜に、ケータ達は心の中で思いっきりツッコんだ。
メカ「エネルギー充電、80%、90…100…120%」
120%まで達したということは、遂に必殺技を繰り出すようだ。
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月見だんご(プロフ) - 構いません!宜しくお願いします🙂 (2月14日 14時) (レス) @page24 id: f6787a6d04 (このIDを非表示/違反報告)
日依(プロフ) - 月見だんごさん、ありがとうございます。このシリーズは固定設定なのですがそれでも大丈夫でしょうか?この主人公である月夜は好みが別れるかもしれませんが··· (2月12日 23時) (レス) id: 08b2d47db3 (このIDを非表示/違反報告)
月見だんご - オチがオロチで嬉しい😄自分もオロチが推しなのでこういう作品が見れるのは嬉しいです。もっとオロチとの絡みも見てみたいです。更新楽しみに待ってます😆 (2月12日 23時) (レス) id: 3095a46f05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日依 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=sorairokopikku2
作成日時:2023年2月8日 9時