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夢主side
それから次の日の夜。
「こんばんわぁああ〜！！さぁ！今日も張り切っていきますよ宿儺様！！！」
そう言いながら私は再び襖を思い切り開ける。
「……お前はもう少し静かに入って来れんのか。騒がしいぞ。」
私の襲撃にのっそりと体を起こした宿儺様。髪が少し乱れていることから、横たわって居眠りしていたのだと思う。
「ふふ！そんなことより！私いいこと思いついちゃったんです！！」
「…いいこと？」
子供のようにはしゃぐ私に合わせるように、宿儺様も笑ってくれる。
「こっちです！こっちこっち！！着いて来てください！！！」
なので宿儺様の腕を引っ張って廊下を走る。
「何だ、どこに行くというんだ。そんなに走っては転んでしまうぞ。」
「いいからいいから！！」
宿儺様の小言を聞き流しながらも着いた先は、湯殿だった。
本来、平安の時代では風呂に入るという行為は占いによって決められており、毎日入るという風習は無い。
匂いがあるなら香で隠せば良いのだ。
だが、宿儺様は暖かい湯に浸かるという事を好むらしく、毎日風呂に入る。それはこの屋敷に住む住人全員も同じ事だった。
「だから私はこう考えたんです！！背中を流して差し上げれば良いと！！」
「はあ？」
「…なんですかその反応は。これほどの美人に背中を流してもらえる事以上に幸せなことなんてないでしょう。」
「お前、その自分の容姿に絶対的な自信がある所、どうにかならんのか。」
「だって私美人じゃないですか。」
「世間一般的に見たらそうなのだろうが…。俺にはお前の顔は合わん。」
「何だと貴様。」
いや、そんな言い争いをしている場合ではない。
宿儺様が鏖殺に行こうなどと考えられなくなるくらい、満足してもらうのだ。
「ほら！脱いで脱いで！！
宿儺様の着物をグイグイと引っ張ると、鬱陶しいというように頭を押さえつけられた。
「お前、大胆なのか命知らずなのか、どちらだ？」
「こういう場合どちらにも当てはまるかと。」
「よし分かった。」
と言って宿儺様が術式を発動させようとするので、本気ではないと思いながらも一応止めておいた。
「私を殺したら背中を流してもらえなくなるんですからね！」
「…まあ、別にそれは良いのだが…、」
不意に宿儺様の帯を解こうとする手を掴まれる。
そして一言。
「…先程から着物を脱がそうとしているが…。お前、俺の裸を見たいのか？」
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かな - うわぁぁぁぁぁ完結やばすぎてやばたにえん←え？ (4月8日 4時) (
レス) @page40 id: 944b8cf5cc (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - え？これ、ハッピーエンド？これで完結だと？続編期待してます❗ (4月7日 20時) (レス) @page40 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
coco - 更新待ってまる (1月13日 5時) (レス) @page40 id: 5b00a62990 (このIDを非表示/違反報告)
由良の門を - 千と千尋ww 開き直れる主人公めっちゃおもろいです笑笑 (12月27日 0時) (レス) @page8 id: 2f071b2218 (このIDを非表示/違反報告)
白うさ - ふ、ふぇ？？完結、、？？この神作夜中に寝ている親の横で読んでいたから吹き出しそうになって危なかったですｗそれと泣きました（（ (12月4日 19時) (レス) id: 733585db8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：EL | 作成日時：2021年5月14日 6時
