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夢主side
「…だよな…。加々美。お前ほんっとに何してんだよ。」
「何であんたが呆れてんのよ。」
「加々美。本当にどうすんの。もしもの話だけど、今後宿儺様の気に入る生贄が来たらますますあんたの存在なんて忘れられちゃうわよ。」
「すっごい言って来るじゃん玉葉さん。」
「事実でしょ。あ〜呆れた。さっさと宿儺様のご機嫌直しなさいよね。」
玉葉は肩をすくめると洗濯の籠を回収して去って行った。
「そうだぞ加々美。宿儺様の後ろ盾があって悪い事なんか一つもねぇって。」
そう言って、道久も立ち上がって去って行った。
「ちょ、ちょっと待ってよ！！私を置いて行くの！？」
だから私も慌てて2人を追いかける。
「あんた達はそんな簡単に言うけどねぇ〜、よく考えてみなさいよ？相手はあの最強呪詛師、両面宿儺なのよ？おいそれと仲直りなんて出来るわけ無いじゃない。」
「あんたなら行けるでしょ。怒りを買ったのにも関わらずそんなにピンピンしてるんだもん。」
「だからやっぱり裏梅さんか夕顔さんに頼むのが丁度良いんだって。」
「呼んだ？」
３人で話していると急に角から夕顔さんが顔を覗かせたのでびっくらこいた。
「夕顔さん！？どうしてここに！？」
「ちょっと加々美の様子を見に来たのよ。宿儺様が全然貴方の所に行かないからどうしたのかと思ったら、貴方宿儺様を怒らせたんですって？全く。何をしているの。」
夕顔さんはしなやかな綺麗な手で私の頬を触る。
うっわぁ〜、柑橘系のお香の匂いがする。
凄いいい匂いなんだけど〜。
いや、忘れてたけどこの人男じゃん。
「…おとこ……」
私がそう言うと、夕顔さんはあら、と口に手を当てる。
「ちょっと2人とも。私が男だって加々美に言ったの？」
「私じゃないです。道久が。」
「だって夕顔さん、いっつも男の新人からかってるじゃん。加々美は女だから別にいいかなって。」
「まぁ別にいいけれど。それより、私の名前を言ったでしょ？何か言いたい事があったの？」
「あ、そうそう！加々美が宿儺様と話したいんだって！！でも宿儺様怒らせちゃったし、面会してもらえるとは思えないんだよ。だから夕顔さんに仲介して欲しくて！！！」
「………………まぁ、面白そうだから協力してあげるわ。」
面白そうっつったぞこの人。
「…でも、残念だけど今日は宿儺様は屋敷にいらっしゃらないわよ。仕事に向かわれたの。裏梅を連れてね。明日でもいい？」
「あ、はい！全然大丈夫です！」
もうなんでもいいよこうなったら。
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かな - うわぁぁぁぁぁ完結やばすぎてやばたにえん←え？ (4月8日 4時) (
レス) @page40 id: 944b8cf5cc (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - え？これ、ハッピーエンド？これで完結だと？続編期待してます❗ (4月7日 20時) (レス) @page40 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
coco - 更新待ってまる (1月13日 5時) (レス) @page40 id: 5b00a62990 (このIDを非表示/違反報告)
由良の門を - 千と千尋ww 開き直れる主人公めっちゃおもろいです笑笑 (12月27日 0時) (レス) @page8 id: 2f071b2218 (このIDを非表示/違反報告)
白うさ - ふ、ふぇ？？完結、、？？この神作夜中に寝ている親の横で読んでいたから吹き出しそうになって危なかったですｗそれと泣きました（（ (12月4日 19時) (レス) id: 733585db8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：EL | 作成日時：2021年5月14日 6時
