入り込む ページ45
私とジェジュンはお互いの家に行き来することも多くなって
二人だけで過ごす時間も増えた。
そんな時、ジェジュンは気が付くとすぐそばにいて、
話をしている間は
私の手を握っていたり、
腰に手を回していたり、髪の毛をいじってみたり、
必ずどこかに触れている。
初めはそれに慣れなくて緊張したりしてたけど
徐々にそれが心地よくなってきた。
ジェジュンの愛情を実感できる気がした。
「Aに触れて、Aを抱きしめてるとさ、
すごく安心するんだ」
ベットで私を胸に抱いてるジェジュンが言った。
「オレの中にAがいるのに、
オレがAに抱きしめられているみたいな気がする。
Aに抱かれていられるなら
何があっても、どうなってもいいって思う」
私はそっとジェジュンから離れて
そのまますぐにジェジュンを私の胸に包んだ。
私より大きな身体のジェジュンだけど、
不思議と小さく感じる。
私の胸に甘えるジェジュンを
ずっとずっと暖かく包んでいてあげたいと思う。
ずっと抱きしめていたいと。
「私ね、ジェジュンを守ってあげたいと思ってた。
いつかジェジュンが言ってたでしょ、
空を走るって。
そんなジェジュンを抱きしめてあげられるような空になりたいって」
「空かぁ...
あ、もしかしてさ、
Aが空の写真集に興味を持ったのって
オレが空の話をしたから？」
「うん、そうなんだけど...
ちょっとひくよね(笑)」
「いや、そんなことはない。
オレが理由ならいい」
「空を見てジェジュンのこと考えてた。
ジェジュンが空を走るのはどうしてなのかな、
その空はどんな空なんだろうって。
結局分からなかったけど。
それならせめてその空が穏やかであって欲しいなって
私がジェジュンを見守れたらいいなって思った」
「その写真集の持ち主は関係ない？」
「関係なくはないかな。
話しを聞いてもらったし、
ジェジュンのこと好きな気持ち、
その人には見抜かれちゃったから」
「やっぱりちょっと妬けるな。
Aが素直に気持ちを出せる人だったんだろ？」
「そうなのかな？
あ、でもね、どことなくジェジュンに似てるかも。
顔とかじゃなくて、持ってる雰囲気がね。
だからって好きになったりしないよ？
私の心にはずっとジェジュンが居座り続けてたもん。
忘れようと思ってもしぶとくね(笑)」
「Aはいつの間にかオレの心に入り込んでたよ(笑)」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 509人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はらん(プロフ) - alexisさん» お返事しなくて失礼しました。誰かを守ってあげられるようになること、そして守ってあげたくなるような誰かと出会うことも、現実的には難しいのかなと思います。けれど、手遅れってことは無いですよ、たぶん（笑） (2016年10月18日 21時) (
レス) id: e7cd7910af (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - レスポンスが、無いのにコメントして、すみません…。。。私も出来れば誰かの穏やかな空になりたかったです。まだまだ経験が足りなすぎですので、無理でしょうが…いつかは！って思っているうちに手遅れ(苦笑) ﾋﾛｲﾝがジェジュンに逢えて良かった！ (2016年10月17日 22時) (レス) id: 65d90739eb (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - はらんさん» 鈍感なんだか、鋭いんだか…笑 まぁ、相手がジェジュンだから← 良かったね〜いやぁ！良かった！(〃'▽'〃) ヨンさまは…ふふっ もう直ぐ登場なんですね？さてさて…(゜∀゜) (2016年10月15日 22時) (レス) id: 65d90739eb (このIDを非表示/違反報告)
はらん(プロフ) - さよさん» や〜ん、喜んで頂けて良かったです。ほんとここまで長かった←誰のせいｗじれったいのを我慢して頂いたので、甘い時間を少し入れておきまーすｗ (2016年10月15日 22時) (レス) id: e7cd7910af (このIDを非表示/違反報告)
はらん(プロフ) - さちさん» まさにそれですね、好きが溢れちゃったんです。溢れちゃった後は、甘々で行きたいんですけど、どうなりますかね← (2016年10月15日 22時) (レス) id: e7cd7910af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：haran6002
| 作成日時：2016年9月25日 21時
