緊張 ページ32
出航の時間になる頃には日も暮れて
夜景もきれいに見えるようになって、いい雰囲気。
あぁ、ほんと私一人じゃなくて良かったって
思わずジェジュンを拝んだ。
「A、こっち来て。足元気を付けてね」
さりげなくエスコートしてくれるジェジュンは、
どこから見てもかっこよくて、いまさらながらに緊張する。
ミサたちと４人で席に着いてディナーを頂くけど、
緊張のせいか、あまり食べられない。
「A、体調悪い？」
ミサが心配して聞いてくれる。
「酔い止めとか胃薬とかありますよ？」
ミサの彼氏も気にかけてくれてる。
「あ、違うの、大丈夫。こういうの慣れてないからか
ちょっと緊張しちゃって」
私がそう答えるとジェジュンも笑って
「A、これ食べてみて？
この前食べた店の味に似てるから」
そう言ってお料理を私に勧めてくれた。
「あ、うん、ホントだ。
あのお店だよね？
ジェジュンが私の嫌いなもの当てられなくて、
罰ゲームでポニョ歌ったお店」
「そうそう(笑)」
「全然歌詞覚えてなくて歌えてなかったけどね(笑)」
そんな私とジェジュンの会話を聞いてたミサたちも笑って
いつのまにかいつものペースになっていて
お料理も美味しく食べられた。
「は〜い、Aにはオレのデザートあげる」
「やった！ありがとう」
ジェジュンの分のデザートも食べていると
ミサが私を見て言った。
「Aは甘いもの好きだよね。
仕事の時もよく食べてるもんね」
「あっは、幸せそうな顔して食べてる？」
ジェジュンがミサにそんなことを聞くもんだから
この前のジェジュンの言葉を思い出してしまった。
「もうジェジュンいいよ、私が食いしん坊なのは分かってるでしょ」
慌てて話を終わらせようとした私。
「A、顔赤いよ。
いいじゃん、いっぱい食べるのはいいことなんだし」
ミサがフォローしてくれてるけど...
「あっ、うん。まぁ、そうだね」
苦笑いする私を横目で見ながら
ジェジュンは笑っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 480人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はらん(プロフ) - alexisさん» カケルくんには、これからも時々お世話になるかもしれません(笑）う〜ん、辛い日々ですね。本当にいつまで続くのかしら？← (2016年9月25日 21時) (
レス) id: de9dc6d044 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - はらんさん» あぁ…カケルくんいい人だね…。しかし、ﾋﾛｲﾝにはまだまだ…ちょと辛い日々かなぁ… (2016年9月23日 22時) (レス) id: 65d90739eb (このIDを非表示/違反報告)
はらん(プロフ) - alexisさん» そんな大した謎はないんですけどね←え？ お話がスローでなかなか進まないですねｗ (2016年9月22日 21時) (レス) id: de9dc6d044 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - はらんさん» んふっ♪ （￣ー￣）仕込みはオッゲですか？？…こちらのジェジュンさんはなんとなく謎があって、その謎に少しでも近付くのでしょうか？BBQで何かが起きる？！ (2016年9月21日 23時) (レス) id: 65d90739eb (このIDを非表示/違反報告)
はらん(プロフ) - alexisさん» ドキッ(；ﾟДﾟ)写真集の彼はですねぇ...もう少し後でまた登場します。 (2016年9月21日 22時) (レス) id: de9dc6d044 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：haran6002
| 作成日時：2016年9月2日 23時
