帰るよ ページ25
レジで会計をしているジェジュンをまじまじと観察してしまう。
ジェジュンってほんとに何でもできる人なんだ。
「はい。買い物終了」
「あ、ジェジュン、私こっち持つよ」
買い物袋２つを手にしたジェジュンに言った。
「いいよ。これくらい」
そう言って軽々と荷物を持ち上げてみせた。
「ほら、A、帰るよ」
一歩先を歩きだしていたジェジュンが振り返って私を呼ぶ。
「あ、うん」
帰るよって、なんかいい響きかも。
一緒の家に帰るみたいで.....
ん？ そう言えばどこに帰るの？ 私たち。
「ジェジュン、あのさ、買い物したのはいいけど、
これどこで料理するの？」
「オレんちだよ。ここからすぐだし」
やっぱりジェジュンのお家かぁ...
こうも普通に言われてしまうと、拒否することのほうが変に感じる。
これもジェジュンには日常的なことなんだろうか。
私が食べてたワッフルなんか覚えてたんだよ？
私が知らないところで私のこと見ていてくれて、
それをおぼろげながらも覚えてくれてるなんて、
女の子にとっては嬉しいことじゃない？
まさかジェジュンが私のこと好きとか？！
こうして自分のお家に呼んでくれるのも私だからなの？
その答えが知りたくてジェジュンをじっと見つめてみたけど、
まったく緊張してる素振りもないし、
いつもと変わらない様子のジェジュンだ。
「ジェジュンのお家に行くなんて初めてだね。
いきなりだし、ちょっとびっくりしたけど、
私がお邪魔してもいいの？」
「あ、そっか、Aは初めてだね。急でごめん。
オレは集まってご飯食べたりするの好きだから
大歓迎なんだけど、Aはそういうの苦手？」
「ううん、楽しみ。ジェジュンの料理も食べてみたいしね」
うん、やっぱりだ。
ジェジュンにとっては、普通のこと。
ほっとしたけど、ちょっと切なさを感じてしまうのは
期待していたから...だよね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 480人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はらん(プロフ) - alexisさん» カケルくんには、これからも時々お世話になるかもしれません(笑）う〜ん、辛い日々ですね。本当にいつまで続くのかしら？← (2016年9月25日 21時) (
レス) id: de9dc6d044 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - はらんさん» あぁ…カケルくんいい人だね…。しかし、ﾋﾛｲﾝにはまだまだ…ちょと辛い日々かなぁ… (2016年9月23日 22時) (レス) id: 65d90739eb (このIDを非表示/違反報告)
はらん(プロフ) - alexisさん» そんな大した謎はないんですけどね←え？ お話がスローでなかなか進まないですねｗ (2016年9月22日 21時) (レス) id: de9dc6d044 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - はらんさん» んふっ♪ （￣ー￣）仕込みはオッゲですか？？…こちらのジェジュンさんはなんとなく謎があって、その謎に少しでも近付くのでしょうか？BBQで何かが起きる？！ (2016年9月21日 23時) (レス) id: 65d90739eb (このIDを非表示/違反報告)
はらん(プロフ) - alexisさん» ドキッ(；ﾟДﾟ)写真集の彼はですねぇ...もう少し後でまた登場します。 (2016年9月21日 22時) (レス) id: de9dc6d044 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：haran6002
| 作成日時：2016年9月2日 23時
