モテ男のスキル ページ24
「けど、大丈夫なの？
いきなり専務のジェジュンが買い物に来たら
従業員の人たちがびっくりしちゃうんじゃない？」
「平気だよ。オレ、ここの常連だから。
専務として来てる訳じゃなく、お客さまだからね」
平然と答えるジェジュンは、慣れた様子で
食材をカゴに入れている。
「ジェジュンって、なんかすごいね。
堂々としてるっていうか、自分の道を突き進む感じ」
「そう？普通のことしてるだけだよ。
あ、A、そこのネギ取って」
「え、あ、はい、ネギね」
「ありがっと」
なんかジェジュン、普通だなぁ(笑)
ビジュアルとかシチュエーション的には普通じゃないけど、
ジェジュン自身はすごく自然体だ。
「次は肉、見に行こう」
お肉コーナーの前で肉を吟味するジェジュン。
「これは？」
私が選んだ肉を見てジェジュンはため息をついた。
「あのさ、オレとAの二人で食べるんだよ？」
「うん。ダメ？ 美味しそうだけどな」
「美味しそうってのは間違ってないよ。
間違ってるのは、その量。
いくらAが大食いだって言ってもさ、
１kgはないだろ(笑)これで十分だよ」
ジェジュンが手にしていたのは
300g程度の小さなパックだった。
「そっか(笑)お腹すいちゃってるから、
つい量が多いほうに目が行っちゃって」
笑ってごまかしたけど、恥ずかしいな...
ジェジュンは手際よく買い物を済ませていく。
デザートコーナーの前を通りかかると
「あ、これ買うよね？」
ジェジュンは笑顔で手にしたものを私に見せた。
「ジェジュン好きなの？」
「Aが好きでしょ？」
まさに私が買いたかったワッフル。
「やだな、私、欲しそうな顔してた？」
「あっは。やっぱり好きだったんだ。
前にAの店に行った時に休憩時間にこれ食べてたから。
すっごい嬉しそうにね」
「え...そんなの見てたんだ。
それに覚えてたの？」
「覚えてたっていうか思い出したんだけど。
じゃあ、レジ行くよ！」
ジェジュンはまたしても平然とレジを目指していった。
スキル高いな(笑)
私はジェジュンがモテる男だということを
思い知らされた気がした。
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はらん(プロフ) - alexisさん» カケルくんには、これからも時々お世話になるかもしれません(笑）う〜ん、辛い日々ですね。本当にいつまで続くのかしら？← (2016年9月25日 21時) (
レス) id: de9dc6d044 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - はらんさん» あぁ…カケルくんいい人だね…。しかし、ﾋﾛｲﾝにはまだまだ…ちょと辛い日々かなぁ… (2016年9月23日 22時) (レス) id: 65d90739eb (このIDを非表示/違反報告)
はらん(プロフ) - alexisさん» そんな大した謎はないんですけどね←え？ お話がスローでなかなか進まないですねｗ (2016年9月22日 21時) (レス) id: de9dc6d044 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - はらんさん» んふっ♪ （￣ー￣）仕込みはオッゲですか？？…こちらのジェジュンさんはなんとなく謎があって、その謎に少しでも近付くのでしょうか？BBQで何かが起きる？！ (2016年9月21日 23時) (レス) id: 65d90739eb (このIDを非表示/違反報告)
はらん(プロフ) - alexisさん» ドキッ(；ﾟДﾟ)写真集の彼はですねぇ...もう少し後でまた登場します。 (2016年9月21日 22時) (レス) id: de9dc6d044 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haran6002
| 作成日時：2016年9月2日 23時
