シルエット ページ23
今日は仕事が忙しくて、めちゃめちゃ疲れた。
夕飯作るのも面倒だし、何か買って帰ろう。
そう思いながら店を出ると、少し先に見慣れたシルエット。
街灯に照らされたその姿はスポットライトを浴びているかのようだ。
けれど、どこか儚げでもの悲しくも見える。
また空を見上げてる....
「ジェジュン」
声をかけると、いつもみたいにキラキラと笑顔を見せる。
だから聞けない。
空を見上げている理由。
寂しそうな顔ををしている理由を。
「A、疲れてる？」
心配そうに聞いてくれるのはジェジュンのほう。
「今日もバリバリ働きましたよ、専務さま」
「あっは(笑)お疲れさま。
じゃあ、従業員の労をねぎらってあげないとね。
ご飯まだだよね？」
「うん。お腹空いた〜」
それを聞いたジェジュンは
「ごちそうするから付き合って」って笑顔を浮かべた。
「もちろん！」
二つ返事でOKをした私。
「Aは辛いもの大丈夫？苦手なものある？」
矢継ぎ早にいくつか質問されて、それに答えて。
どんなお店に連れてってくれるのかな？って思っていたら...
「ねぇ、ジェジュン、何でここ？」
着いた先は、私の、いやジェジュンちのスーパー。
私が働いている店舗とは違って
深夜まで営業しているところだ。
「ライバル店で買い物しちゃダメだから」
ジェジュンはちょっと真面目な顔してそう言った。
「そうだけど。
え？ここで買い物って...」
「ここで食材買って作って食べよう」
やっぱりそういうことだよね。
急に何か作ってと言われても困るんだけど...
言い訳を並べて断ろうと思っていたら
「オレが作るから。それならいい？」って。
「ジェジュンが作ってくれるの？」
「うん。そういうこと」
料理なんてできるの？ってちょっと半信半疑だったけど
ちょっと興味もあって素直に受けた。
「じゃ決まりね。行こう」
ジェジュンに引っ張られるようにスーパーに入った。
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はらん(プロフ) - alexisさん» カケルくんには、これからも時々お世話になるかもしれません(笑）う〜ん、辛い日々ですね。本当にいつまで続くのかしら？← (2016年9月25日 21時) (
レス) id: de9dc6d044 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - はらんさん» あぁ…カケルくんいい人だね…。しかし、ﾋﾛｲﾝにはまだまだ…ちょと辛い日々かなぁ… (2016年9月23日 22時) (レス) id: 65d90739eb (このIDを非表示/違反報告)
はらん(プロフ) - alexisさん» そんな大した謎はないんですけどね←え？ お話がスローでなかなか進まないですねｗ (2016年9月22日 21時) (レス) id: de9dc6d044 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - はらんさん» んふっ♪ （￣ー￣）仕込みはオッゲですか？？…こちらのジェジュンさんはなんとなく謎があって、その謎に少しでも近付くのでしょうか？BBQで何かが起きる？！ (2016年9月21日 23時) (レス) id: 65d90739eb (このIDを非表示/違反報告)
はらん(プロフ) - alexisさん» ドキッ(；ﾟДﾟ)写真集の彼はですねぇ...もう少し後でまた登場します。 (2016年9月21日 22時) (レス) id: de9dc6d044 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haran6002
| 作成日時：2016年9月2日 23時
