【鬼滅の刃】鬼と魔法使いの子はトリップして鬼殺隊に入る！！ 弐

伍拾漆 累ＶＳ炭治郎 ページ9

「伊之助、無事！？」

伊之助「ゴフッ、このくらい平気だー！」

「いや、思いっきり血出てるよほら、今すぐ回復するから大人しくしておいてね」

グイ

「えっ？」

伊之助「あっ？」

あれ、なんで引っ張られてるの？
…ん？糸？あぁ、小さい蜘蛛が糸を繋げたのか

「伊之助」

伊之助「ミチ！」

「大丈夫だよ。行ってきます！
まだ、そいつの首は切れてないからまた強くならないように早く切ること！
大丈夫(ニコ」

…さて、私はいつまで引っ張られていくのかな？
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炭治郎ｓｉｄｅ

炭治郎「ハァ…ハァ…」

累「言っとくけどお前は一息では殺さないからね、うんとズタズタにした後で刻んでやる」

炭治郎「ハァ…ハァ…」

強い、今までよりも

累「でも、さっきの言葉を取り消せば一息で殺してあげるよ」

炭治郎「取り消さない！俺の言ったことは間違っていない！
おかしいのは！お前だ！！」


分かる、刺激臭も薄くなってきた
糸の匂いも分かるぞ！
…これなら、戦える！

累(フン、思ったよりも頭が回るやつだ。
恐怖に怯まない…まぁ、関係ないんだけどね)

【水の呼吸 壱の型 “水面斬り” ！】

呼吸で糸を切ろうとした時
パキッ
刀が折れてしまった！

炭治郎「えっ…？！」

炭治郎はとっさに避けるが顔に糸が掠った

ズササ

そんな！刀が…！？
落ち着け、落ち着け！

炭治郎「ハァ…ハァ…」

でも、刀が折れた、信じられない！
この子が操る糸はさっき切れなかった鬼の体よりもなお硬いのか！？
すみません、鱗滝さん、鋼鐵塚さん、俺が未熟なせいで！
刀が折れてしまった

いや！今はそんな暇じゃない！！考えろ考えろ
…糸が切れないのなら間合いの内側に入れば！

糸が炭治郎を襲う

無理だ、生きているように動く糸の動きを抜けて行けない
そもそも、殺さない程度で加減されているのにこれだけ追い詰められているんだ！

累「どう？まださ、さっきの言葉を取り消す気にならないのか？」

炭治郎「クッ」

誰が取り消すものか！

累「…分かった、ズタズタになりな」

糸が蜘蛛の巣のように交差しながら上が降ってきた

ダメだ！避けきられない！！

トン

ブシャァァ

えっ…な、なっ！？

炭治郎の目の前には炭治郎の盾となり守ってくれたのは…！！

炭治郎「禰豆子！！！？」

炭治郎は倒れる禰豆子を抱きかかえ木の影に移動した

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