ご近所さんは吸血鬼。【Hirano.S】完

４４ご近所さん ページ44

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金内「えと、金内柊真、高3。
柊真って呼んでな！」





柊真くんか。
一個年上なんだ。





流星「大西流星、中1です！
流星って呼んで」





中1？！

それにしては、しっかりしてるね〜






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あ「…あ、私か。

風間A、高2です。
好きなように呼んで下さい！」





流星「Aちゃんって呼ぶ〜」





あ「もう、じゃんじゃん呼んで〜」





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「「……」」





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……言葉のチョイス、ミスったみたい。





西畑「…西畑大吾、高3です。大ちゃんでいいよ〜」





4人に何もツッコまれなかったことに
ショックを受けたけど、

それ以上にショックなことが……






……いや、別に
そんなにショックなことでもないんだけどさ






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あ「……八重歯くん、年上だったんだ…」







西畑「…ん？なんか言った？」





あ「いや、何も言ってないです！」






だって、私より年上には全く見えない！
てかまず、柊真と同い年に見えない…




童顔なんだね、うん。








西畑「てか、普通にタメでいいよ？
名前も全然呼び捨てでいいし」





あ「う、うん！」







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「お、最後の締めは俺か！





向井康二、高3です♪」


金内「嘘つくな！」






え、嘘なの？！





向井「あぁごめんごめん、ちゃんとやるよ〜



本当は20歳！
ジーコって呼んで」





おぉ、20歳か！




……めっちゃ嘘ついたじゃん。





ってかジーコって、この人の事だったのか…





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自己紹介の後も、皆で色んな話をした。




4人とも個性溢れてて、すごく面白い。






聞いてる限りだと、とーま以外はボケみたい。
一人で色々ツッコんでて、大変そう…



まあ見てるこっちは面白いんだけどね？






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あ「あ、あそこだよ！」




木々の間から光が見え、我が家が近いことを示してる。







西畑「へぇ、あそこなんだ〜」




流星「今度遊びに来よーっと」




向井「お、いいね〜！A、お茶用意しとけよ♪」


金内「いやいや、おかしいだろっ」





……最年長、暴走中。







ジーコよりも、柊真の方が年上みたい…





あ「柊真が将来、ハゲちゃいそう…」





ご愁傷さまです。



髪の毛の無事を祈って、頭に向って手を合わせる。






金内「………」






……あれ、柊真がツッコんでくれない！





私、一人でネタやったみたいになってるじゃん！




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